サテライト・サロン活動

■第54回サテライト・サロン吉祥寺報告
     ー お知らせ ー
 新型コロナウィルスの感染予防のため、5月21日の講演は中止とさせていただきます。

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 何の因果か、Jazzの道にはまり込んで50年!
 極々普通のサラリーマンが辿ったJazzの箸にも、棒にもかからない話。音楽的素養、アカデミックな知識、全く無し。ただ、好きか、嫌いか、の嗅覚のみを便りに見つけた[JazzのB級グルメの世界」。
 今宵は”Jazzの水先案内人となって、JazzのSwingy、かつGroovyな世界”へご案内致します。
・日時:令和2年5月21日(木)午後6時30分
・場所:本町コミュニティーセンター 3階会議室
   武蔵野市吉祥寺本町一丁目22−2
・演題:Jazzの聴き処「と美味しい処
・演者:ナビゲーター 小林譲氏
・資料代:200円
・世話人:副島一義


■サテライト・サロン多摩報告
◇日時:2月29日(土)13:30〜16:00
◇内容:「東京多摩支部の出発点」(支部設立時の思い出)
コロナウイルス感染の対策から集会の自粛も考えたが、中止連絡が徹底できないことから会場を開室し出席される会員の対応として実施した。14名の会員の来室があり、出席者の健康を確認して予定通り午後1時半にサロンを開催。
 2月は東京多摩支部の設立月、今年は10年目という一つの節目を捉えて、どんな登山環境で東京多摩支部が出発したかと、竹中彰初代支部長、三渡忠臣初代事務局長のトークにあわせ、設立時の資料、映像などで当時を振り返った。会員からも東京多摩支部にとどまらず四方山話に当時を懐かしむサロンとなった。
◇資料
・東京多摩支部設立準備との関わりメモ、朝日、読売の当時の関連新聞記事(竹中)
・JAC東京多摩支部の出発点 発足当時の日本山岳会、支部活動の繁栄等(三渡)
・日本山岳会省察「東京多摩支部設立期」抜粋資料(18P)
・多摩茶論No7 (日本山岳会各支部会員構成表、等)
◇映像:日本山岳会東京多摩支部設立総会 (14分)
参加者
竹中、三渡、石井、中野、北島、高間、中里、筧、市川、本多、沢登、廣田、原、神崎 14名


■第53回サテライト・サロン吉祥寺報告
・日時:令和2年1月29日(水)
・演題:「中央アジアの小国kyrgyzの紹介」
・演者:前田種雄氏
前田種雄氏は、2006年にシルクロード雑学大学の仲間と中国の旅で、天山山脈のTorugart峠を自転車で超えて、初めてKyrgyzを展望する。その後、自転車で5回、自動車でも5回(キルギス人の運転手、通訳、と家族と一緒に)雪を被った高山、大草原と湖、イスラム教の蒼色の寺院、人情に触れて「是非とも、皆様にKyrgyzへ行って頂きたい」と、心よりのお願いです。
◇地図の上での位置。Kyrgyzを中心として、東西南北には?
・東側から南側は、天山山脈を越えて、中国の新疆ウイグル自治区で、タクラマカン砂漠に入る。
・北側は、カザフスタンがあり、通過するとロシアのアルタイ、ウラルに出会う。
・西北側は、ウズベキスタンがあり、その先にトルクメニスタン、カスピ海がある。
・西南側タジキスタンがあり、その先はアフガスタンがある。
◇「キルギス語とロシア語」
・キルギスは約80の民族が共存する多民族国家。キルギス国民の大多数はキルギス語(もしくは民族語)+ロシア語の二言語生活者。
・民族間の意思疎通を計る手段としてロシア語が公用語として使われている。
・役所に出す資料はすべてロシア語(キルギス語と併用もある。)テレビ、ラジオは二言語平等扱い。
・国会は二言語の同時通訳付きで審議。議員の発言がいつの間にかロシア語になっていた、ということもある。法廷はロシア語で審理される。キルギス語では表現できない学術用語が多い
・ロシア語は旧「宗主国」ロシアの言語であるが、他のいくつかのCIS諸国と違ってキルギス人がそれが為にロシア語を忌避することはない。それどころか、今のキルギスタンでロシア語を排除しようとしてもできる話でわない。
◇「親近感を持つ国」
・2006年アメリカのギャラップ社の大がかりな世論調査「キルギスタンの国際関係において優先的地位にあるべき国を1国あげよ」。
回答:ロシア83%、カザフスタン7%、米国4%、ウズベキスタン・EU,中国各1%、日本は1%にも及ばず。
・別の調査で「経済、軍事、文化」でどの国に親近感を持つか、という質問ではロシアが一番親近感を持つ国。
・1917年のロシア革命で登場したソビエト政権は民族自決を打ち出し、キルギス民族は国を得た。レーニンがいなければキルギスは今だにクルド人と同じように国を持たない民族であったろう、と断言する人もいる。
・ロシアは現在もキルギスタンをロシアの利益にとって深いかかわりのある国と位置づけており、アメリカや日本が積極的に進出することを快く思っていない。
◇「中国との関係」
・中国との貿易取引は年々拡大しており、キルギスに滞在する中国人は年々増えている。中国としても新疆ウイグル自治区の「裏側」にあるキルギスタンとの関係強化は自国の安全保障にとって大きな7利益があると考えており、無償資金供与などで中国のイメージアップに努力」している。 ◇「日本との関係」
・キルギスタンには日本人そっくりの人が多く、キルギス人には蒙古斑が出る。日本・キルギス同根節「祖先は兄弟で、魚の好きな方が海に去り日本人となった、肉の好きな方が山に向かいキルギス人になった」がある。日本の文化、経済に対する評価が高く、親日的である。
・日本の対キルギス貿易(2015年);日本からの輸出27,527,5億円(中古自動車主体)、日本の輸入3.2億円、(はちみつ、フェルト{絨毯})。
・日本企業でキルギスに進出している企業はほとんど無い。日本=キルギスの物流ルートが複雑でコストが掛かる事が大きな障害。
◇「日本からキルギスへの行き方」
・アシアナ航空:Incheon経由Almaty(カザフスタン)に行き、陸路でBishkekに入るルートである。便数も多い方であり、欠航などのリスクが少ない。シルクロード上空を昼に飛ばないのが欠点。
・大韓航空:Incheon経由Tashkent(ウズベキスタン)に行き、ウズベキスタン航空でBishkek(首都)に入る。昼便があり天山山脈越えの良い景色が見られる。
・ロシア航空:直接Bishkekにに入れる。便数も比較的多い。モスクワ乗り継ぎ時間が長くなることがある。Tashkent、Samarkandからモスクワ便も出ている。
・ウズベキスタン航空:キルギスとウズベキスタンの旅を行う時に好都合である。日本発は午前の便で天山山脈越えの良い景色が見られる。ただし、便数」が比較的少なく、日本⇒Tashkent⇒Bishkekの乗り継ぎに失敗すると後が面倒。結構リスクもあると聞く。(記録/副島一義)
※詳しい情報は「前田種雄」氏のWEBサイトをご参照ください。
参加者
岡義雄、上村信太郎、北原周子、北岡興次、近藤裕、下田俊幸、副島一義、高橋清輝、田村俊介、辻京子、田圭滋、鳥橋祥子、中原三佐代、中村雅明、夏原寿一、西村智磨子、前田種雄、松本恒廣、宮川清彦、三渡忠臣、山口峯生、横田武男、脇野瑞枝 計23名


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