第2期中級登山教室 12月実習「臼杵山地図読み山行」報告


臼杵山山頂にて


   日時  2020年12月12日(土)曇時々晴
   行程  8:22武蔵五日市駅発(バス)=8:40沢戸橋BS、8:50スタート→10:00戸倉城山→
         10:35十里木分岐→11:05荷田子峠→(12:00〜12:30)昼食→13:50臼杵山→
         15:30元郷BS=16:00JR武蔵五日市駅解散
   参加者 9名(受講生6名、講師3名)
     リーダー:宮崎紘一
     講師:北島、中村(正)
     受講生:藤本、大澤、山内、中村(敦)小澤、広瀬
   記録  文/小澤 写真/藤本


 宮崎講師より、今回の山行目的である地図読みについての説明を受け、コンパス以外の機器の使用を禁じられ、山行中数か所のポイントで、位置確認テストを実施することとなった。スタート地点の標高は193mから200mであることを確認。なお、受講生1名と連絡つかないままスタートすることとなった(後刻連絡がとれる)。
 スタート後間もなく、登山口不明で早くも道迷い。住民のアシストを受け、講師から配布された地図を左手持ち、使用されていない昔道から急登。

いきなりの登山口探し

出発地点で講師からの説明






 2か所の位置確認ポイントを経て、地図読みを行うと、南面には広葉樹、北面は針葉樹と地図記号どおりであることを確認。計画を30分オーバーして、戸倉城山(多摩百山83:434m)に到着。戦国時代には北条氏の支配城があったとのことで眺望は良好。
 十里木分岐を過ぎた地点で、1名と感動の合流。ペースに乗り、荷田峠を経た5つ目の位置確認ポイントで昼食。

現在地の確認作業

昼食はソーシャルディスタンスを取って






 臼杵山(多摩百山82:842m)は、戸倉三山(市道山、刈寄山)の1つで、南に市道山、北には秋川渓谷に至るあきる野市と檜原村に位置する。その後、2か所の位置確認ポイントで休息をとりながら下山。くぬぎの黄、もみじの赤が所々に残っており、後半は富士山も散見。終始ほとんど無風状態で、12月としては暖かで快適な山行であった。

最後の下り

何度も現在地の確認






 受講生の多くは、城山を経た後、臼杵山までは一本道で、標高もさほど高くなく楽勝と思っていたが、実際には、数えきれないほどの上り下りの急坂や、落ち葉のために足場がすべり苦戦し、戸倉3山は侮れないとの感想を持った。
講師の方々の指導により地図読みを一歩深め、コンパスの使用方法と、方向角の利用についてマスターした山行であった。



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