第2期中級登山教室 10月実習「クライミング体験研修」報告


モモンガクライミングウォールを前にして事前講習


   日時  2020年10月31日(土)晴
   場所  埼玉県飯能市永田クライミングスポット モモンガ
   目的  登山での鎖場等の通過に備えてクライミングギアの初歩をトレーニングする
   参加者 13名(受講生10名、講師3名)
     リーダー:宮崎紘一
     講師:北島、中村(正)
     受講生:広瀬、小澤、中村(敦)、渡辺、松島、藤本、山内、大澤、石川、長岡
   記録  文/長岡 写真/大澤


 第2期中級登山教室も、コロナ渦の影響を受け、当初の予定(八ヶ岳縦走)に代えてクライミング体験研修を実施することとなった。 事前の座学講習においては、初歩のまた初歩ではあるものの、エイトノット、インクノット(クローブヒッチ)、ムンターヒッチなどの反復練習を行った。当日は、ロープの結び方と道具の準備を確認して参加した。
 当日は、山行にも行きたくなる程の秋晴れ。初めてのクライミング研修が体験できることが快晴の天候と重なって、皆、気持ちが高揚している様子であった。


 講師の方々が用意したギアの数々、見上げたウォールに少々緊張もしたが、様々な注意点やギアの使い方など、講師の皆さんの丁寧かつ熱心な説明に、受講生も皆、真剣に耳を傾けていた。
 研修の最初は、アルパインクライミングの発展の歴史、ハーネス、簡易ハーネスの使い方等、とても興味深く濃い内容の現地講義だった。 今後、実践できるレベルにまで覚えて上達できるのだろうかという不安も少し。


  いざ実技講習が始まってみれば、皆、ウォールを登る毎に意気揚々とし、高度感にもすぐ慣れていた。
一方、講師の皆さんがビレイヤーとして保持してくれていることの大切さや安心感も実感した。これもまた、自分自身が、今後、同じような安心感を与えることができるレベルになれるのかを考える機会となった。
クライミングに限らないかもしれないが、特にロープクライミングにおいては、ビレイヤーの方への信頼感によって、クライマー側が余計な体力を使ったり、下降に不安が起きたりもすることが体感として良く理解できた様に思う。


 最後に懸垂下降をムンターヒッチで行ったが、ロープに身を預けることに受講生も慣れた様子だった。
何度でも参加したいと思う、とにかく大変有意義な研修だった。



上の写真は拡大してご覧になれます。写真の上をクリック。