第8期 初級登山教室「高水三山」報告


岩茸石山山頂にて

岩茸石山山頂にて


   日時  2019年9月14日(土)
   行程  軍畑駅→高源寺→尾根ベンチ→常福院→高水山→岩茸石山→惣岳山→沢井駅
   参加者 37名(受講生25名、スタッフ12名)
    〔1班〕今中尚哉、大澤啓子、嶋崎典子、徳永君枝、三原美佐江、宮崎順介、吉田望、
        渡部智子、班L 内藤誠之郎、班SL 竹中彰、講師 宮崎紘一、SP 矢澤大史
    〔2班〕 片野奈都子、久保嶋絵里、小久保昌子、後藤昭子、白川まり、高田享子、山本由美、
        班L山本憲一、班SL植草由利、山行L 武藤篤生、SP 小池清次郎
    〔3班〕 岩井弘美、郡司典子、小峯理恵、塩谷雅子、善田康雄、田村郷子、田村満利、
        野村雅子、平野泰江、古谷一祐、班L 土井充、班SL 広瀬雅則、SP野口いづみ、
        SP大澤則彰
   記録  文/武藤篤生  写真/武藤篤生、山本憲一


  第8期初心者向け登山教室が修了し、更に高度な登山技術を習得することをめざす第8期初級登山教室が始まった。初心者向け登山教室から引き続き受講する24名に加え初級から新たに参加する5名を加えた総勢29名が1年半にわたる講座と登山実習のカリキュラムに取り組む。
初級登山教室の第1回目の実習は高水三山である。前の週までは暑い日もあったが、天候は薄日の差す曇りで登山に適したあまり暑くない歩きやすいコンディションである。


高水山への登り始める

高源寺での班別ミーティング


 集合場所である軍畑駅から各班ごとに並んで登山口直下にある高源寺まで徒歩で移動する。寺の前の広場に集合し支部長の挨拶、講師と山行リーダの説明のあと各班に分かれ自己紹介とミーティングを行う。初級から初めて参加する受講生もいるのでザックの背負い方や靴のはき方など実演をしながら基本事項の説明を行うが、初心者向け登山教教室の修了者の中にも既に忘れている受講生もおり、よい復習になったようだ。


岩茸石山への登り

まずは常福院へ登る


 高源寺の少し上の登山口から登山道に入り、樹林帯の登山道を進む。初めて参加する受講生も含まれているが、全員安定した歩行ができている。高水山直下の急な下りや岩茸石山手前の急な登りなどの難所もわけなく通過し、岩茸石山に到着する。今回のコースでは唯一の展望スポットである。曇っており遠くまでの展望はないものの眼下に埼玉方面の町が一望でき、次回の実習で登る予定の棒ノ折山や川苔山など奥多摩の山々が近くに見える。地図を出してスタッフの指導のもと山座同定など楽しむ。


三点指示で慎重に

惣岳山への岩場を通過


 昼食後、記念写真を撮り出発、山頂直下の岩混じりの急な下りを注意深くすすみその後平坦な樹林帯の道を進む。惣岳山の手前の岩場も手を使って、以前の実習で習得した3点支持で危なげなく通過し惣岳山に到着する。惣岳山から沢井駅に向けて地図に無い道を進む。歩いたことのある受講生もない道で、地図でルートファインディングのポイントとコースを示し樹林帯に踏み込む。正規の登山道との合流点は木材の伐採作業が行われ視界が開けている。この日歩いた縦走コースが一望できる。粘土質でやや滑りやすい登山道のため足を取られることが少々あったようだが大きな転倒もなくやがて沢井駅に到着する。
新しいメンバーでの初めての登山実習であるが、到着する頃には楽しく会話も交わすようになり新たな班でのチームワークもできつつある。やや長いコースであるがトラブルも無く全員無事踏破でき、体力も徐々についているようだ。回を重ねるごとに体力が充実し技術が向上する受講生が頼もしく感じられる実習であった。



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