第8期初心者向け登山実習「三頭山」


三頭山

三頭山西峰山頂にて


   日時  2019年6月8日(土)曇り時々雨
   行程  立川駅北口=(貸切バス)=都民の森駐車場→森林館→三頭大滝→ムシカリ峠
         →三頭山避難小屋→三頭山(西峰)→ムシカリ峠→森林館→都民の森駐車場
         =(貸切バス)= 立川駅北口
   参加者 38名(受講生24名、スタッフ14名)
    〔1班〕相川明美、相川佳昭、大澤啓子、茅野修一、原島朝雄、三原美佐江、吉田望、渡部智子
        班L 内藤誠之郎、班SL 中村照代、講師 宮崎紘一、野口いづみ、SP 吉川三鈴
    〔2班〕 天野泰三、片野奈都子、久保嶋絵里、小久保昌子、後藤昭子、白川まり、高田亨子、
        山本由美、班L富永真由美、班SL石原和子、山行L 武藤篤生、SP 竹中彰、山内ひとみ
    〔3班〕 岩井弘美、郡司典子、塩谷雅子、善田康雄、田村郷子、田村満利、野村雅子、平野泰江
        班L 山本憲一、班SL 広瀬雅則、SP浅香利恵、大澤則彰
   記録  文/武藤篤生  写真/武藤篤生、山本憲一、大澤則彰


 初心者向け登山講座をベースにして実際の登山を通して理解と技術を向上させることをめざした登山実習であるが、本年度は登山講座受講生40名のうち29名が受講している。今回は、その1回目で、三頭山を舞台として登山の基本的な技術の習得に重点を置いて実施された。
 立川から貸切バスに乗車して三頭山の登山口に向かう。梅雨入りして間もないこともあり晴天は見込めず奥多摩周遊道路は小雨とガスに包まれていたが、都民の森駐車場に着く頃には霧雨も上がる。森林館前の広場で準備体操を行った後、靴の履き方、ザックの背負い方、基本的な歩行法等の指導を受け三頭山に向けて出発する。


山道の歩き方講習

靴ひもの結び方講習


 悪天候のためハイカーの少ない遊歩道を三頭大滝まで進み、滝見学のあと宮崎講師の指導のもと地図とコンパスの基本的な使い方の実習を行う。地図で行程を確認した後に登山道に入り、雲が途切れやや明るくなってきた沢沿いの道を進むが、ムシカリ峠への登山道なかばで天候が急変し大粒の雨が落ち始める。班リーダの指示を受け、あらかじめザックの上部に移してあったレインウェアを素早く装着する。

雨具を着けての登り


展望テラスへの登り


 一旦弱くなりかけていたムシカリ峠を経て避難小屋に着く頃には再度雨脚が強まる。小屋の中と軒下に分かれて昼食をとる。行程もやや遅れ山頂での展望も期待できないので山頂を経ずに下山することを検討するが、雨も弱まりつつあるので各班順番に山頂に向けて出発する。ギンリョウソウやギンランを眺めながら急登を進み山頂に到達する。空は厚い雲で覆おおわれていたが、奥多摩側の空は雲が途切れ、石尾根の一部や青空が顔を出している。記念写真の背景は好天の山行のようだ。


昼食後西峰への最後の登り

ムシカリ峠到着


 展望が悪く山座同定などはできなかったが次回の課題とし、靴紐を締め直して下山にかかる。すべりやすい登山道を注意深く下り無事森林館に到着。出発したときはややぎこちない受講生も見られたが、下山するころにはよい姿勢でしっかりとした歩行ができている。整理体操を済ました後にバスに乗車し帰路につく。
今後、登山実習は大岳山、御前山と続くが、どれだけ上達するのかがとても楽しみである。



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