第1期中級登山教室 「瑞牆山・金峰山」報告


金峰山山頂

金峰山山頂にて


   日時  2019年4月6〜7日(土〜日)
   行程
     第1日
     瑞牆山荘10:00発→10:50富士見台小屋12:00→14:45瑞牆山山頂→17:00富士見台小屋着
     第2日
     富士見台小屋発5:00→9:00金峰山山頂10:00→12:45富士見台小屋→14:30瑞牆山荘着
   参加者 14名(受講生10名、講師4名)
    講師:宮崎紘一、北島英明、中村正之、佐藤守
    〔A班〕 L:中原三佐代、SL:清水茂美(1日目)、SL:比留間祐也(2日目)、小河今朝美、
         西山さより、青木義仁
    〔B班〕 L:齊藤理恵子、SL:村岡庸こ、植草由利、内藤誠之郎
   記録  文/青木義仁  写真/中原三佐代


 8時40分、2年目に突入した中級登山教室で鍛えられたメンバーのザックはどれも大型で、テン泊と防寒装備に、宴会時の嗜好品が詰まったザックを軽々と担いで、韮崎駅に集合した。2台のジャンボタクシーに分乗して、約1時間で瑞牆山荘前の登山口に到着した。登山口で待ち合わせの北島講師と合流して、今回の14人のメンバー全員が揃う。準備体操をして各自出発の準備をしていると、宮崎講師から、「準備体操が終わったら直ぐに出発、体が冷えるから。出発の準備がまだ終わっていないなら、全て終わらせてから準備体操」とのアドバイスがありました。
10時、まずはテント泊予定地の富士見平小屋へ向けて出発。青空が広がり、暖かな日差しの下を歩き、10時50分富士見平小屋へ到着。テントを張る場所に積雪はなかった。瑞牆山へ向かう前に、テント設営。不慣れなメンバーも多く右往左往しながら30分ほどで3張のテントの設営が完了したが、宮崎講師から「テントの設営がダメ、学生だったらやり直しをさせる。自分のテントの設営が終わっても、他の人が設営をしていたら手伝う」とのアドバイスがあった。









 12時、瑞牆山へ出発する。テント装備等を下ろした軽量のザックやアタックザツクで山頂へ向かうメンバーの足取りも当初は軽やかだったが、20分ほど歩くと登山道の凍結箇所が増えてきて滑らないようにゆっくり慎重に歩いた。しかし転倒してしまうメンバーもでた。その後アイゼンを装着して、桃太郎岩を通過して積雪の急登を超えて14時45分標高2,230メートルの瑞牆山の山頂へ到着。引き続き天候に恵まれ、日差したっぷりの気持ちがいい山頂に名残惜しいが、長居はせずに17時に富士見平小屋に戻った。
 夕飯は各自分担して持ち寄った材料で中華丼です。2張のテントに分かれて夕食づくりをする。下処理をした食材を冷蔵庫に忘れてきたり、白菜が大きかったりというトラブルもあったが、嗜好品と共においしく楽しい夕食になり、無事に1日目を終わらせることができた。



 翌7日5時、3張の就寝したテント内でお湯を沸かし各自朝食を済ませてから、ヘッデンを装着して金峰山へ出発する。昨日の瑞牆山同様にテント内に不要な装備を残して積雪がない登山道を進む。徐々に陽が登ってきて、ヘッデンは不要になったが、30分ほど歩くと登山道に凍結箇所が増えてきてアイゼンの装着が必要となった。大日小屋、大日岩等通過の際は眺望が期待できなかったが、砂払ノ頭を過ぎて、金峰山の山頂が近づくにつれて、日差しが出てきて、眺望への期待も膨らみ、9時に2,592メートルの金峰山の山頂に到着した。








 記念撮影と昼食を済ませて、10時下山開始。途中アイゼンが複数回外れるトラブルもあったが、12時45分富士見平小屋に戻ってきた。テントを撤収して、パッキングして、装備等で重たくなったザックを担いで、瑞牆山荘前の登山口に14時半に全員が無事に下山することができた。「アイゼン装着時にはストックを必ず使うこと」も改めて学びました。



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