第1期中級登山教室 「丹沢主稜縦走」報告


蛭ヶ岳山頂

蛭ヶ岳山頂にて


   日時  2019年2月9〜10日(土〜日)
   行程  第1日
         8:00大倉バス停集合=8:10発→10:37堀山の家着→12:42塔の岳着→15:15丹沢山着
         →15:20みやま山荘着(宿泊)
         第2日
         7:00みやま山荘発→9:20蛭ヶ岳着→11:50姫次着→12:50青根分岐着→
         15:15東野バス停 着
   参加者 16名(受講生13名、講師3名)
    統括山行リーダー:宮崎紘一  講師:中村正之、小野勝昭
    〔A班〕 L:野口正江、小河今朝美、村岡庸こ、植草由利、清水茂美、中村哲也
    〔B班〕 L:富永真由美、内藤誠之郎、齊藤理恵子、青木義仁、中原三佐代、西山さより、中村照代
   記録  文/齊藤理恵子  写真/中原三佐代


 寒気の南下に関東甲信地方も降雪の可能性いう気象係からの連絡に、極寒の防寒具と、山荘での飲料水の供給は購入でしかないという情報から、あれもこれもと詰め込んだザックで、大倉バス停に集合した。
 バス停では、まだ降雪していなかったものの、見上げる山頂方面は、厚い雲におおわれ、山頂は降雪であろう、明日こそ好天であれと願った。
 出発前のミーティングでは、これからの降雪量、下山集落の寄り合いバス運航状況によっては、翌日の下山ルートの変更もあり、とリーダーからの指示。ひとまず、一日目は、みやま山荘を目指し、スタートした。




 標高780m近くで、雪が降り始めた。防水の着衣をし、堀山の家、花立山荘で一息、手入れされた長く続く大倉尾根の木段を、一歩また一歩と標高を上げた。
スタートから4時間半、やっと塔ノ岳到着。視界はなく、寒さで尊仏山荘で暖をとり休憩。その後、小雪の中、今晩の宿、みやま山荘へ着いたのは、15時過ぎであった。 評判通りの美味しい夕食、歓談の後、消灯前に、就寝。




 翌朝は、視界も開け、好天の予想。 朝食後、本来の予定通り下山する指示があり、7時にはアイゼンを装着して集合した。
 山荘の外は−12℃。冷えきった丹沢山を見回すと、樹氷の世界。山中湖越しの富士山。昨日とは、まるで違う景色に、心躍りスタートした。
 丹沢山から蛭ヶ岳への登山道には、新雪が3cm程。 急下りの木段に気を付けながら、難所を進む、鬼の岩の岩場では、アイゼンに気を付けながら足を慎重に確保した、朝日に照らされピンクに染まった樹氷の蛭ヶ岳を登リ返し、ピークで感動の富士山を目に焼き付けた。




 蛭ヶ岳から姫次峠へ向かう下りの木段は、飽きる程であったが、アイゼンを効かせ、滑ることもなく、東海自然道に合流した姫次峠で、眺望を楽しみながら昼食を済ませた。
 青根分岐からの北斜面の下りでは、アイゼンを外した後で、凍結斜面に時間を要したが、慎重に林道へ到着、早めの乗り合いタクシーの迎えで、予定より早めの解散になった。



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