中級登山教室 クライミング実習


クライミング実習

クライミング実習


   日時  2019年1月14日(月・祝)
   場所  飯能市モモンガクライミングウォール
   参加者 19名(受講生14名、講師5名)
    講師:宮崎紘一、小川 武、北島英明、石橋 學、山本憲一
     中村哲也、中村照代、清水茂美、小河今朝美、比留間祐也、野口正江、濱野弘基、村岡庸こ、
     植草由利、内藤誠之郎、富永真由美、青木義仁、中原三佐代、西山さより
   記録  文/青木義仁  写真/山本憲一


 2019年初めての中級登山教室である。当初は奥日光の雲竜渓谷でのアイゼン歩行訓練であったが、日程が「新春の集い」と重なったため、飯能市の屋外に設置されているクライミングウォールを使っての体験研修となった。今回は特別講師に、昨年9月16日に開催された第4回全日本マスターズクライミング選手権大会2018の「男子ファンクラスリード部門で3位」に入賞された小川武会員をお迎えして、雲ひとつない晴天の下で研修が始まった。

小川講師より用具の取り扱いなどを聞く

宮崎講師より研修の目的などを聞く


 まず宮崎講師から、本研修の目的である「来年度夏山で岩稜歩きの目的を達成するため、クライミングの基礎を体験して安全で円滑な岩稜歩きに資するため」との説明とクライミングの種類と用具の説明があった。続いて小川講師からは、用具の扱い方やクライミングの実技を交えた説明と「どんなことが起ころうとも、自分だけは助かろうとして下さい。チーム全員がそう考えれば、チーム全員が助かります」との言葉をいただいた。


次にオーバーハングの壁に挑戦

まずは垂直の壁を登る


 次は受講生、まずはハーネスを装着してエイトノットの再確認から始まりました。きれいな八の字ができたら、いよいよクライミングウォールの下へ。クライミングの前に、クライマー、ビレイヤーの双方によるABC確認(A=安全環B=ビレイ環C=クライマー)の重要性の説明があった。そして確認が終わったらクライミングが始まる。3点支持で、片手片足を1つずつ移動して、垂直なクライミングウォールを登る。ゴールに到達できたり、ゴール目前で悪戦苦闘したりと各自ウォールと格闘する。昼食の後は、難易度が高いオーバーハングのウォールを完登したり、ビレイヤーの体験をすることができた。実際にクライマーと確保器を通したロープで繋がり、クライミング時や落下時のロープワークの難しさを体験して、ビレイヤーの安全確保の責任の重大性を痛感した講習となった。



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