第7期初級登山教室 登山実習「高川山」報告


高川山山頂にて

高川山山頂にて


   日時  2018年11月24日(土) 晴れ
   行程  初狩駅9:30→9:55登山口10:05→10:30男坂・女坂分岐→11:35高川山11:45→
         12:00古宿分岐先(昼食)12:35→13:20林道途中(班L装備確認)13:55→14:45禾生駅
   参加者 40名(受講生27名、スタッフ13名)
    〔1班〕暁誠志、川合薫、小泉明夫、近藤節朗、菅野浅代、高岡洋子、村上京子、
        班L武藤篤生、班SL石原和子、山行L河野悠二、SP青木義仁
    〔2班〕 上田瑠美子、木原裕子、菅野玲子、高橋恭治、富山猛、長岡誠治、日向明人、
        藤本浩文、皆川直美、
        班L班中村哲也、SL小野勝昭、SP中村敦子、SP小澤知信
    〔3班〕 石橋身江子、小林美喜、菅野尤人、中村美春、西岡茂子、原田義一、馬場俊彦、
        藤田いづみ、山本曜子、
        班L山本憲一、班SL 佐久間マサエ、講師宮崎紘一、SP小山幸勇
   記録  文/河野悠二  写真/河野悠二、山本憲一


 第7期初級登山教室3回目の実習登山は、紅葉真っ盛りの高川山である。富士山の展望も楽しみである。幸い好天なので両方を楽しむことができそうである。初狩駅前広場には、私達と同じようなグループがいて、先行して出発していった。今回の実習登山では、特に地図読みと班リーダーの持ち物点検を教育目標とした。
 街の中を抜けて高台まで登ると背後に3月に登る百蔵山、扇山が望まれる。登山口で早速地図読みを実施する。従来の国土地理院の地図では高川山山頂周辺に登山道が記載されておらず、登山者のGPSデータを反映した地図を渡し再確認した。日陰は少し涼しいが、登りに備えて水分補給と衣服調整をする。

木漏れ日の植林地帯を登る

林道を登り詰める


 樹林帯の中の登山道をゆっくり登る。木々の間から木漏れ日が心地よい。男坂の分岐を左に見送り女坂を登る。トラバース道の固定ロープ付近を慎重に通過する。トラバース道の歩き方をアドバイスする。しばらく進むと左手に真っ白で雄大な富士山に歓声が湧く。男坂合流点先の平坦な尾根で休息をとる。ここから高川山頂上までは直ぐである。期待した富士山は一部雲に隠れ始めていた。思い思いに写真を撮る。いつもと比べ頂上は登山者も多くなく、何とか頂上で全員写真を撮る。

紅葉がちらほらと

地図で現在位置を確認

山頂から富士山の写真を撮ってはながめ

真っ白な富士山


 頂上からの下りは急で滑り易いのでストックを出して対応する。鞍部先の平坦な昼食場所は先行のグループが昼食を終え移動するところで、入替えがスムーズであった。昼食後にストックの取り扱いをアドバイスし、これからの急な下りに注意喚起する。鞍部まで戻り分岐から電光型の急な下りを降りる。所々の紅葉が陽に当たり綺麗である。落ち葉の多い登山道に注意しながら林道に出る。

紅葉の中を下山

昼食後の楽しい団欒






 陽当たりのよい林道脇広場で班リーダー3人の持ち物点検を班ごとに実施した。班リーダーが色々なものをコンパクトに詰めてあることに受講生から感嘆の声が上がる。やはり受講生に比べてザックの重量も重いようである。量りを持参し班リーダーと受講生のザック重量を比べてみたいものだ。里山の林道を歩きながら周辺の風景を楽しむ。舗装された道に出て淡々と歩き禾生駅に予定より1時間も早く着いた。歩行時間が短いこともあり、受講生の足並みが徐々に揃ってきたのを実感した。12月講座時の説明などを話し解散とした。大月行きの電車は、トーマスのラッピング電車となり、車体外部だけでなく車内にもラッピングや記念撮影用座席も用意された車両に最後まで楽しませてもらった山行となった。



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