第6期初級登山教室 登山実習「鷹ノ巣山」


鷹ノ巣山山頂にて

鷹ノ巣山山頂にて


   日時  2018年10月6日(土) 晴れのち曇り
   行程  JR奥多摩駅集合(バス)7:45→8:21峰谷バス停8:40→9:30鷹ノ巣山(奥)登山口
         9:40→10:15浅間神社鳥居10:25→水場→12:40鷹ノ巣避難小屋(昼食)13:10→
         13:45鷹ノ巣山13:55→14:10石尾根水根分岐→14:40榧ノ木尾根分岐14:50→
         16:00倉戸山16:10→17:40熱海バス停(バス)18:18→18:40奥多摩駅(解散)
   参加者 16名(受講生10名、スタッフ6名)
    〔1班〕松田慎一郎、佐古明美、高田眞澄、中島敦子、渡辺 誠、
        L石橋 學、SL野口正江、山行L宮崎紘一
    〔2班〕 菊川倫子、嶋田恵美子、吉田 勝、渡辺富子、櫻井美奈子、
        L山本憲一、SL村岡庸こ、SP広瀬雅則
   記録  文/村岡庸こ  写真/山本憲一


 週末台風25号の接近が危ぶまれるも、進路が北寄りになり、予定通り実施することになった。ところが当日早朝に青梅線で人身事故があり、奥多摩駅発のバスに間に合うか心配される事態となった。幸いなことに、ほぼ全員が同じ電車で到着し、予定していたバスに乗ることができた。初級登山教室も最後のステップを迎え、受講生の方々も早め早めの行動ができるようになっていることの表れだと感じた。
 峰谷バス停到着後、トイレタイム、体操の後、宮崎講師から行程の説明と注意事項のお話があった。
今回の山行は上りが約1150m、下りが約1100mのかなりきついコースであること。特に下りが長く、下山時にはヘッドライトが必要になることもありうること。ペース配分、栄養補給など考えてしっかり歩くことなど。


鳥居を潜って浅間尾根の急登に入る

バス停前の広場で出発前のMT


 峰谷バス停から東京都で最も標高の高い集落と言われる奥集落を目指す。数日前からは想像がつかないくらいの暑さ、日差しで山頂からの眺望を楽しみにする受講生の声が聞こえた。静かな樹林帯を抜けたところで振り返ると、向かい側の斜面に峰谷の集落がよく見えた。周りの山々は少し紅葉が始まっている。
先週の台風24号の影響でまだ紅葉していない葉や枝、木の実などが落とされ、所々倒木が行く手を遮るなど、登山道は荒れ気味であった。
急登が続き、息も上がり気味で、脚をつる受講生も出たためか避難小屋までは予定の時間を30分程度オーバーして到着。


避難小屋前で記念写真

鷹ノ巣避難小屋前のベンチで昼食


 いつの間にか霧が発生しており、少し肌寒いくらいであった。30分の昼食休憩、写真撮影の後、鷹ノ巣山頂を目指す。南側から急にガスが発生し、斜面を登ってくるのがみえた。案の定、山頂に着くと霧のために眺望はあまりなく、富士山は見られなかった。それでも風の流れで不意に丹沢山系まで見えるときがあり、急いでシャッターを切る姿が見られた。
写真を撮って下山開始。いよいよ、長い下りの道が始まるということで,受講生たちも気を引き締めている様子が窺えた。


倉戸山で最後の休憩

鷹ノ巣山から水根山方面に下る


 榧ノ木山を過ぎたあたりから登山道が荒れていて、ルートを見つけるのに苦労させられた。倉戸山に到着し一息ついて、いよいよ最後のひと下り。宮崎講師から足場の悪い道があることについての注意喚起があった。薄暗くなる中、慎重に歩をすすめ,予定時刻に下山することができた。
今回の山行は、受講生にとって奥多摩山系ではもっとも標高の高い山であり、また歩行時間も長く標高差もある歩き甲斐のある山であったと思われる。各自が自信や課題を感じられた山行であったように見受けられた。



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