第7期初心者向け登山実習「大岳山」


大岳山

大岳山山頂にて


   日時  2018年7月7日(土) 曇り
   行程  立川駅北口7:05→貸切バス→8:20御岳ケーブル滝本駅8:30→
         8:36御岳ケーブル御岳山駅9:05→9:25御岳神社下9:35→10:00トイレ10:10
         →10:40芥場峠10:50→11:35大岳山荘前12:05→12:25大岳山12:40→
         13:45芥場峠13:55→14:20トイレ14:30→15:15御岳山駅15:30→
         15:36滝本駅15:50→17:05立川駅北口
   参加者 29名(受講生17名、スタッフ12名)
    〔1班〕近藤節朗、長岡誠治、西岡茂子、原田義一、
        班L武藤篤生、班SL石原和子、講師野口いづみ、SP山本憲一
    〔2班〕 菅野浅代、菅野尤人、馬場俊彦、藤田いづみ、藤本浩文、水野直樹、
        班L中村哲也、班SL内藤誠之郎、講師宮崎紘一、SP小山幸勇
    〔3班〕 暁誠志、小泉明人、高岡洋子、富山猛、村上京子、
        班L長瀬秀史、班SL広瀬雅則 、山行L河野悠二、SP中村敦子
   記録  文/河野悠二  写真/長瀬秀史


 6月の三頭山に引き続き、今回の大岳山も天気予報では悪く、台風の影響もありそうで、受講生からの実施の問合わせも多かったが、雨具着用しての山行経験などと受講生を納得させて、予定通り実施した。どうやら夜半には雨は止んだが、奥多摩、丹沢方面は雲に覆われている。やはり予想通りどこかで雨具着用の場面がありそうだ。今回も受講生の集まりが良く、また渋滞もなくスムースにケーブル滝本駅に到着した。

芥場峠に到着

長尾平で地図を確認


 天候のせいで登山者も少ない。ケーブルカーの途中で低い雲を抜けて周辺の山も見えてきて受講生からは歓声が上がる。御岳山駅の展望台からも展望が利くようになった。この梅雨時期は、山に来てみないと天気が分からない場合がある。今回は、その数少ないチャンスに恵まれたようである。
広場で、準備体操、ミーティングなどを済ませ2,3,1班の順で出発する。

山荘前の岩で三点支持のデモ

鎖場を通過し大岳山荘前に向かう


 御師集落を抜け、御岳神社の階段途中から登山道に入る。今回の受講生への宿題は、地図にルートを記載することだが、長尾平付近の登山道がポイントとなる。奥ノ院の分岐を分け、芥場峠への登りはゆっくりと登る。峠に出ると峠を渡る風にホットする。日差しがない分、暑くもなく、比較的快適な登山となる。鉄の階段、鎖場などを通過し、大岳神社下の広場で昼食をとる。昼食後、これからの岩場通過に向け、広場前の小さな岩で三点支持や岩場通過の際の足場の動きなどのデモンストレーションを中村班リーダーに実演してもらう。

山頂への最後の登り

三点支持で岩場を超える


 いよいよ最後の岩場通過も渋滞もなくスムースに登り大岳山頂上へ。さすがに富士山は見えないものの8月に登る御前山が大きな姿を見せていた。残念だが6月に登った三頭山の頂は雲の中である。記念撮影後、下山にかかる。岩場の下山は注意喚起をしながら無事通過し、一気に芥場峠まで下る。受講生も少しずつしっかり歩けるようになってきている。御師集落では都指定文化財で茅葺の屋根に杉皮仕上げが完成した馬場住宅を鑑賞しながら御岳山駅に戻る。広場前の展望台からは東京スカイツリーが見えるまで天気も回復していた。ケーブル、貸切バスとの接続もスムースで順調に帰路のバスに乗り込んだ。今回は天気の判断が微妙であったが、雨に降られず、そこそこの展望に恵まれラッキーな山行であった。初心者最後の登山実習「御前山」もこうあって欲しいものだ。



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