第5期初級登山教室 修了登山実習「雲取山」


雲取山

2日目朝の大展望が広がる雲取山山頂にて


   日時  2018年4月7〜8日(土・日)
   行程  第1日目 曇り時々晴れ
         鴨沢バス停9:20→9:55小袖乗越10:05→12:10堂所(昼食)12:40→
         13:30七ツ石小屋分岐13:40→14:30ブナ坂14:40→115:10奥多摩小屋15:25→
         16:25雲取山16:40→17:15雲取山荘(泊)
         11:50堂所(昼食)12:20→13:50七ツ石小屋分岐→14:15ブナ坂14:15→
         14:50奥多摩小屋15:00→16:15雲取山16:40→17:15雲取山荘(泊)
         第2日目 晴れ
         雲取山荘6:50→7:30雲取山7:45→8:55奥多摩小屋9:05→9:40ブナ坂→
         10:20七ツ石小屋分岐10:30→11:30堂所12:00→13:50小袖乗越14:00→
         14:30鴨沢バス停
   参加者 28名(受講生18名、講師・スタッフ10名)
    〔1班〕大澤則彰、大根菜津美、竹内美生子、前田明代、矢澤大史、
        班L中村哲也、班SL芦川昌子、山本憲一
    〔2班〕浅香利恵、梶原勇樹、菊地美奈子、白川梓、森英昭、山本知章、
        班L武藤篤生、班SL中原三佐代、講師:宮崎紘一、広瀬雅則
    〔3班〕大澤早苗、小澤知信、諏訪久美子、高間晃子、玉井明子、寺井成世、馬場久子、
        班L長瀬秀史、班SL植草由利、山行L河野悠二、内藤誠之郎
   記録/河野悠二 写真/長瀬秀史


 第5期も最後の「雲取山」修了登山を迎えることになった。ところが、1月終わり頃から雲取山荘の水不足により素泊まり宿泊のみとなり、日程を4月にづらしての実施となった。前日までの雨が夜半には上がり、奥多摩駅では日も差し始めてきた。増便バスは定刻より早くしたお蔭で、鴨沢バス停には予定より早く到着した。ミーティング、トイレ、準備体操を済ませ、柔らかな日差しと涼風、新緑に癒されながら出発。修了登山で受講生も気合が入っている。


桜が咲く駐車場前で休憩

いきなりのコンクリードの坂道


 登山口では、2017年標高年記念看板が残されており、班ごとに記念撮影をする。樹林帯をスミレなどの春の花に目を和ませながら、ゆっくり登る。きっと受講生はこの2年間の山登りを思い出しながらの登山であろう。堂所で昼食を取る。空には雲が広がり始める。堂所先の登山道からは曇り空に白い富士山も眺められた。


春の明るい山道を行く

雲取山標高年2017の看板の前で


 マムシ岩、七ツ石小屋分岐を経て、ブナ坂まで来た。ここからは防火帯で空けた尾根道で展望も良いが、今日は曇り空であまり展望はない。受講生の一人に足攣りで別行動をしていたが、これからの急登を考慮し、ヘリポート手前でスタッフ1名を同伴させ七ツ石小屋泊りとなった。


落ちないように慎重に木橋を渡る

ブナ坂への巻道


 他の受講生にも体調不良がいたが、何とか小雲取山の急登をしのぎ、無事雲取山頂に到着した。しかし、展望はなく明日に期待して雲取山荘に向かう。急な下りの登山道には、一部凍結部分があり、慎重に下り無事雲取山荘に到着した。夕食後は、恒例の修了式を実施し、宮崎講師から受講生一人一人に修了書が授与された。全講座・登山実習(全27回)参加者は2人いた。その後は、スタッフとの懇親会となった。受講生から差入れのワイイン、つまみなどがあり盛り上がったが、翌日の行動を考慮して、9時消灯に合わせて就寝した。


山頂は残念ながら眺望なし

展望のない中を進む


2年間ご苦労様でした

修了証授与式


お疲れ様でした

顔もほころびます


修了生から河野リーダーにワインの贈呈

四国に戻っても山を続けてください


 翌日は、5時から起きだし、小屋前からの日の出を拝んだ。気温は-4℃でかなり冷えている。朝食を済ませ小屋を出発する。登山道はぬかるみが凍って歩き易い。途中で親子連れのニホンシカを見る。再び雲取山頂上に上がると、好天の大展望が広がっていた。昨日見られなかった富士山にもご対面し、受講生は大喜びである。避難小屋の山梨県側ピークでも展望を楽しみ、ゆっくり展望の良い尾根を下って行く。


名残惜しいが山頂小屋を後にする

雲取山荘前にて


 七ツ石小屋分岐で、昨日七ツ石小屋に泊りの2人と合流した。堂所で昼食を取り、樹林帯の登山道を下って行く。鴨沢バス停では、第4期修了生の大歓迎を受け、受講生は感激していた。暖かい飲み物、お菓子、果物などをいただき、嬉しい限りである。


4期生も含めて全員集合

第4期生のご接待ありがとうございました


 バスに揺られながら、この2年間のことを思い、心地良い眠りに引き込まれた。山仲間との縁や、山登りの継続のため、どのくらいの受講生が入会につなげていただけるか楽しみである。



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