第5期初心者登山教室 登山実習「三ツ峠山」


開運山山頂にて

開運山山頂にて


   日時  2018年1月13日(土) 晴れ
   行程  立川7:05=8:50三ツ峠登山口バス停9:00→9:20三ツ峠登山口9:35→
         11:00三つ峠山荘11:10→11:25開運山11:40→12:00三ツ峠山荘12:30→
         木無山分岐12:55→13:40林道出合13:50→14:15鉄塔14:20→15:00母の白滝
         15:05→15:25河口浅間神社15:55=17:30立川
   参加者 30名(受講生16名、スタッフ14名)
    〔1班〕大澤則彰、大根菜津美、櫻井範子、竹内美生子、前田明代、矢澤大史、安田令、
        班L中村哲也、班SL芦川昌子、山行L河野悠二、西山さより
    〔2班〕 浅香利恵、梶原勇樹、白川梓、森英昭、
        班L武藤篤生、班SL佐久間マサエ、山本憲一、竹中彰、小山幸勇
     [3班] 大澤早苗、小澤知信、高間晃子、寺井成世、馬場久子、
        班L長瀬秀史、班SL中原三佐代、講師:宮崎紘一、中村敦子、内藤誠之郎
   記録  文/河野悠二  写真/長瀬秀史


 下見後に雨か雪が降ったようなので、三ツ峠山荘に登山道の状況を問い合わせると、5日前に降ったのは雨で、相変わらず山には雪がない。登山教室の目的であるアイゼン歩行訓練はできないが、冬山の耐寒訓練にはなるだろう。

更に冷えた林道を進む

林道を歩いて登山口へ


 立川集合は、若干遅れた受講生がいたが、高速道路の渋滞もなく三ツ峠登山口バス停に予定通りに到着した。バス停から暖房付トイレのある登山口まで林道を行く。駐車している車は十数台あり結構登山者も来ている。気温は低く、トイレ、準備体操、ミーティングを済ませ出発する。登山道左の金ヶ窪沢は結氷しておりアイゼン歩行訓練にはよさそうである。林道の途中には、小さなシモバシラも見られる。樹林越しに真っ白な南アルプスが望めるようになった。林道の上部では一部凍結しており歩行訓練になる。

南アルプスをバックに開運山へ

南アルプス全山を眺望する


 三ツ峠山荘に出ると富士山が右手正面に大きな姿を現し、受講生から歓声が上がる。時間も早いので先に開運山を往復する。途中で南アルプス、八ヶ岳の大展望に皆たたずむ。最後の階段を登ると開運山に飛び出し富士山の雄姿、白い南アルプス、八ヶ岳の展望を再度堪能し、記念写真を撮り、名残惜しくも下山を開始する。三ツ峠山荘に戻り、風も弱いので外の陽だまりのベンチで昼食とする。山荘のご主人からお茶のサービスがあった。協力金を徴収しトイレを借用させていただく。NHKテレビにも出演していた甲斐犬とじゃれて山荘を後にする。木無山方面に移動し広場でアイゼン装着の練習をする。事前に受講生に装着に慣れておくよう伝えていたので装着は比較的短時間でできていた。枯葉で埋もれた急な登山道を西川新倉林道に向け慎重に下る。林道はショートカットしながら鉄塔まで下る。


氷結する母の白滝

母の白滝へ下る


 ここで林道を離れ樹林帯の登山道を下って行くと、沢沿いの長い階段道を辿り母の白滝に着くが、上部の長いツララの下を通過する所は、登山道が氷に覆われており、ツララの落下を監視しながら一人ずつ通過する。滝の結氷は70%位だろうか。みごとな氷の自然美を堪能する。ここから林道脇の登山道に下りて、河口浅間神社に出る。立派な杉の大木が立ち並ぶ中を抜け、本堂前にて無事下山のお礼と安全登山を祈願し下山した。帰りのバスも渋滞に合わず順調に立川に帰った。今回の登山教室の目的の半分も達成できなかったが、受講生は天候に恵まれ大展望に満足したことは、登山も天候により左右されることを学んだことだろう。


母の白滝をバックに



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