第6期初心者登山教室 登山実習「高水三山」


岩茸石山山頂にて

岩茸石山山頂にて


   日時  2017年11月25日(土) 快晴
   行程  JR軍畑駅集合・出発9:00→9:35高源寺10:05→11:25高水山(昼食)12:10→
         12:45岩茸石山13:00→14:00惣岳山14:15→16:00沢井駅(解散)
   参加者 21名(受講生13名、スタッフ8名)
    〔1班〕藤井尚子、中山佳代、嶋田恵美子、渡辺富子、高橋均、櫻井美奈子、中島敦子
        L北原周子、SL石橋學、SP野口正江、講師 宮崎紘一
    〔2班〕 松田慎一郎、井嶋郷子、川島ひろ子、吉田博子、佐古明美、佐伯享子
        L石井秀典、SL村岡庸こ、SP山本憲一、山行L長瀬秀史
   記録  文・写真/長瀬秀史


 6期初級登山教室の2山目は雲一つない快晴となり、この天気では奥多摩の山は相当な人手が予想されることを頭に描いて集合場所に向かう。気温3度の中、軍畑駅で準備していると、到着する奥多摩方面行きの電車から、続々と登山者が降りてくる。トイレを済ませて出発していくのだが、女子トイレだけは長蛇の列。到着した受講生には高源寺にあるトイレを利用するようお願いし、駅から少し離れた広場まで移動し朝礼を行う。15分遅れの出発となり、到着した高源寺のトイレは1か所しかなく、ここでも時間を取られ、現在位置を地図とコンパスで確認後、15分遅れでの出発となった。


現在地の確認中

紅葉の集落を抜ける


 堰堤を登りきったところから登山道となり、急坂を登っていく。やってきた他のグループ登山者に道を譲りながらの登りを繰り返しつつ、名刹・常福院に到着。由緒あるお寺でイノシシに乗った迫力ある山門の仁王様やお堂に見事な彫刻が掘り込まれている。ここでの紅葉は真っ青な空とのコントラストが見事であった。受講生も盛んにスマホのシャッターを押している。トイレ後、高水山山頂まで移動して昼食とする。

岩茸石山への急登を進む

高水山


 初心者教室から通算して5回目の実習となったが、受講生は相当親しくなっていて、歩いている最中もおしゃべりが尽きない。中にはスタッフと冗談を交わす時もあるほどで、体力もそこそこ付いているようである。日差しは暖かいのだが、影になるとかなり寒い。林越しに目をやると武甲山や有馬山など秩父方面の山々がせまり、来年計画している棒の折山は手前に見えている。現在位置の確認後、記念写真を撮って早々に最高峰の岩茸石山へ向かう。スタッフの指導の下、急斜面を慎重に下っていく。次々と紅葉が現れ、ところどころに霜を見かける。受講生も霜には少しびっくりしたようだった。樹林帯の岩交じりの急坂を登っていくと、展望の素晴らしい岩茸石山山頂である。受講生もその展望の良さに驚き、盛んにシャッターを押している。ここでも現在位置の確認後、スタッフから説明を受け山座同定を行う。この展望をたっぷり堪能し、記念写真を撮って最後の惣岳山へ。


惣岳山青謂神社の奥宮前にて

鹿除けネットの脇を抜け惣岳山へ


 ここも急坂でスタッフの声が飛ぶ。休憩を取りながら50分ほどで岩場の急坂に到着。3点支持をスタッフから指導され、班リーダーの後を忠実に登っていく。登りきったところに金網で囲まれたお堂が見えてきた。展望のない惣岳山山頂である。このお堂は青謂神社の奥宮で、少し下った所に青謂の井戸と呼ばれる霊泉があり、社名の由来になったといわれているらしい。ここでも由緒ある神社らしくりっぱな彫刻が施されている。展望もないこともあり記念写真を撮って早々に下山にかかる。通常は関東ふれあいの道を下って御岳駅におりるのだが、混雑を避けるべく沢井駅へ向かう。少し長い下りになったが、受講生は体調を崩したり、足の攣りも発生することなく元気に行動していた。16時ちょうどに駅に到着し、トイレ前の広場で実習終了のあいさつ、12月の座学の案内、ストック使用後のアドバイスを聞いてもらい解散とした。



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