第5期初級登山教室 登山実習「高畑山・倉岳山」


高畑山

高畑山山頂にて


   日時  2017年11月11日(土) 晴れ
   行程  鳥沢駅8:15→8:50林道ゲート9:00→9:40穴路峠分岐9:50→10:40仙人小屋跡
         10:50→11:25高畑山11:55→12:45穴路峠→13:20倉岳山13:35→14:10立野峠
         14:20→16:05登山口→16:25梁川駅
   参加者 26名(受講生15名、スタッフ11名)
    〔1班〕大澤則彰、大根菜津美、櫻井範子、竹内美生子、前田明代、矢澤大史、安田令、
        班L中村哲也、班SL芦川昌子、講師:宮崎紘一、斉藤理恵子
    〔2班〕 浅香利恵、菊池美奈子、松尾悦子、森英昭、
        班L武藤篤生、班SL佐久間マサエ、山本憲一、小山幸勇
    〔3班〕 大澤早苗、小澤知信、高間晃子、玉井明子、寺井成世、馬場久子、
        班L長瀬秀史、班SL中原三佐代、山行L河野悠二
   記録  文/河野悠二  写真/長瀬秀史


 10月末に2週続けて台風が来たため、本コースの登りの一部と下りは沢沿いの道なので下見をした結果、沢は荒れていて、下りの月尾根沢は6〜7回の渡渉点が分かりづらいが、計画通り実施可能と判断した。当日の天気予報は、前線の通過で、朝一時的に雨が降るが、午前遅くには晴れるのを期待した。雲が多いものの青空も覗き雨の心配はなさそうだ。鳥沢駅手前では西の方に虹を発見し期待を持たせる。新設されたトイレのある鳥沢駅に集合する。


仙人小屋跡からの急登を進む

仙人小屋跡で休憩


 案内板に導かれ小篠集落を抜けていく。背後には、今年3月に登った百蔵山・扇山も紅葉に彩られて美しい。更に、西方には大菩薩連峰も眺められる。小篠貯水池周辺は紅葉も進んでおり、湖面には紅葉が映って美しい。林道終点からは荒れた沢道を行く。トラロープ沿いに左岸に渡り山道をしばらく行くと、穴路峠との分岐である。国土地理院地図には、記載されていないが、しっかりした登山道に入る。受講生には事前にルート解説で地図にルートを落とし込みをしてもらい、その後山ナビのルート図で各自予想ルートとの差を確認してもらっていた。

倉岳山への縦走路を行く

高畑山山頂からの富士山


 急な斜面を登り尾根に取りつく。青空がどんどん広がってくる。富士山展望の期待が膨らむ。間伐が進んだ仙人小屋跡で休息し、高畑山への急な尾根を一気に登る。先行の班から歓声が上がり、富士山の展望が良好なことを知り、歩が進む。頂上に飛び出した途端、雪を被った富士山に歓声が上がる。5期の受講生は天候に恵まれた山行が多い。きっと晴れ男・女が多いせいであろう。


穴地峠に到着

紅葉の林の中


 日向で早めの昼食を富士山を眺めながら取る。高畑山から急な下りがあるのでストックを使用する。穴路峠まで下り、秋山山地の最高峰である倉岳山への登りを頑張る。赤色の紅葉が少ないものの、黄色の紅葉が最盛期である。倉岳山で再び富士山と対面し、展望を堪能する。倉岳山からの急な下りを慎重に通過し、立野峠で一休みする。


倉岳山山頂にて

明るい日差しを浴びた紅葉


 後は、月尾根沢へ下ることになるが、渡渉点が分かりづらいことを考慮し、下見をした山行リーダーが先行し下る。下見の時より、渡渉点前後に目印が若干整備されていた。また、水量も少し減っており、問題なく飛び石伝いで渡渉できた。長い下りをこなし舗装された登山口に下りホットする。心地よい疲労の余韻を楽しみながら梁川駅に向かう。ミニ縦走のアップダウンを確実にこなし、また一歩スキルアップした受講生が頼もしく感じた。



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