第6期初心者登山教室 登山実習「高川山」


高川山

高川山山頂にて


   日時  2017年10月21日(土) 雨
   行程  JR初狩駅集合・出発9:25→簡易トイレ前10:15→女坂・沢コース合流点10:50→
         11:40高川山山頂(昼食)12:15→13:15林道終点13:30→14:15禾生駅(解散)
   参加者 22名(受講生13名、スタッフ9名)
    〔1班〕藤井尚子、嶋田恵美子、渡辺富子、高橋均、吉田勝、櫻井美奈子、中島敦子
        L北原周子、SL石橋學、SP中原三佐代、講師 宮崎紘一
    〔2班〕 松田慎一郎、菊川倫子、井嶋郷子、川島ひろ子、吉田博子、佐古明美
        L石井秀典、SL清水茂美、SP野口正江、SP山本憲一、山行L長瀬秀史
   記録  文・写真/長瀬秀史


 初級登山教室の最初の山行ということもあり、天気はかなり気になっていたが、秋雨前線の停滞が長引いて関東は梅雨のような長雨が続いていた。折しも超大型の台風21号が接近していてもろに影響を受けることになり、直前の天気予報はやはり雨となっていた。ただ午前中は曇りの予報であったため、実施を決断した。自宅を出てから初狩に向かう途中は小雨が降り続いており、雨への不安からか受講生2名より不参加の連絡が入ってしまった。結局、受講生13名、スタッフ9名が集合した。


班ごとのミーティング 2班

班ごとのミーティング 1班


 雨対策のため事前準備に時間がかかったが、ほぼ予定時刻に出発した。受講生の在籍状況から、今回の山行からは3班体制から2班体制に変更された。簡易トイレ前で休憩と地図読みを実施。地図をあらかじめビニール袋に入れてきた受講生は、現在位置の確認が容易にできたが、インクジェット印刷された地図を持参した受講生は、雨がもろにかぶってインクがにじんで用を足さなくなっていた。沢コースからの合流点を過ぎたあたりから雨は小康状態になり、山頂到着時には止んでいた。途中、登山道が崩壊したところもあり、多少の緊張もあったが全員何事もなく通過できた。

薄暗い林の中を進む

雨の中で立休憩


 山頂は予想通り、あたり一面真っ白で何も見えない。晴れていればここからの富士山の眺めは最高なのだが、スタッフがもし晴れていればとの但し書きで富士山の方向を説明していた。するとガスがところどころ切れ気味になり、大月市街や周辺の山が何とか見えるようになってきた。本日初めての山頂からの展望ということで、歓声が上がっていた。昼食を終わるころになると、また雨が降り出してきて早々に山頂を後にする。今回の実習では、体調不良より下りの登山道のぬかるみが最大の関心事で、転倒しないようにストックの使用を呼びかけた。雨が降っていることもあり林道に出るあたりまでは、もくもくと下り転倒する受講生はいなかった。ここでまた地図読みを班ごとに実施し、地図上での林道の位置の確認を行った。


山頂手前に立休憩

男坂を分けて女坂を進む


 あとは禾生駅目指して林道から車道を歩き、計画より1時間半も早く駅に着いてしまった。計画では途中でスタッフが携行している共同装備の披露やその説明を受講生にすることになっていたが、この雨ではそれができなかった。その間もずっと雨は降りしきり、みんなで駅の階段下へ移動して実習終了のあいさつと1月以降使用予定のアイゼン購入について説明した。次回山行までに購入希望の有無をお願いした。そのあと14時40分にホームにきた電車に乗車し帰路についた。



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