第6期初心者登山教室 登山実習「御前山」


大岳山

御前山山頂にて


   日時  2017年9月9日(土)曇り時々晴れ
   行程  立川駅北口・多摩信金本店前広場集合7:15⇒(バス)⇒8:30都民の森8:45⇒(バス)
         ⇒8:55月夜見第二駐車場9:35→10:20小河内峠10:40→11:45惣岳山(昼食)12:20
         →12:40御前山山頂13:00→13:20惣岳山13:35→14:30小河内峠14:40→
         15:50月夜見第二駐車場16:10⇒(バス)⇒16:15都民の森16:30⇒(バス)⇒
         18:15多摩信金本店前広場(解散)
   参加者 22名(受講生11名、スタッフ11名)
    〔1班〕佐伯享子、川島ひろ子、吉田博子、松田慎一郎、渡辺富子、
        L北原周子、SL石橋學、SP広瀬雅則、講師 宮崎紘一
    〔2班〕 吉田勝、藤井尚子、福永路子、
        L小野勝昭、SL清水茂美、SP山本憲一
    〔3班〕 櫻井美奈子、高橋均、中島敦子
        L石井秀典、SL鬼村邦治、SP村岡庸こ、山行L長瀬秀史
   記録  文・写真/長瀬秀史


 初心者登山教室も今回が最後の実習となった。座学の時から比べると、実習に参加された方がずいぶん減ってしまったが、これまでの熱心に取り組む受講生のみなさんの山にかける期待が大きい分、こちらとしても応えていかねばとの思いが募る。しかしながら、事前に確認していた段階で5名が欠席、前日になって1名が体調不良との連絡があり、参加した受講生は結局6名の欠席で11名ということになってしまった。スタッフは11名。まさにマンツーマン体制である。天候は前回と打って変わって、一日晴れの予報。バスが出発してしばらくは晴天だったが、都民の森が近づくにつれ雲が厚く立ち込め、降り出しはしないかという懸念が頭をよぎった。立川を出てから道路が空いていることもあって、スイスイとバスは走り、予定より1時間も早く登山口の月夜見第二駐車場に到着した。


最初の下りは慎重に

3班に分かれてのミーティング


 体操、班ごとのミーティングを経て、1班から出発。天候は、雲が切れて日がさす、また雲が出て日が陰ることの連続だった。ここからは、最初登るのではなく下ることから始まる。割と早いペースで小河内峠に到着。過去2回の実習が順調な歩行を支えているらしい。実習3回目となると、受講生のみなさんは山に親しむ共通の想いからすっかり仲良くなっていて、持参した果物やお菓子などをお互いに配り合っていた。ここから惣岳山までは本格的な登りとなり、疲れにくい歩き方・フラットフッテングを忠実に実行して登っていく。三頭山の時に初めての登山と言っていた受講生が3回目となるとこの歩き方。感心することしきりであった。受講生の中には、今月の3連休に栂池高原から白馬岳の縦走を計画している人もいて、たいへん楽しみにしているとの発言には頼もしさと共にさらなるレベルの向上を確信した。

小河内峠を過ぎると急登となる

地図を開いて現在地の確認


 最後の急登を終えて惣岳山で昼食となった。昨年までならこの場所は、登山者が大勢いて座る場所もなく地面にシートを敷いて食べていたが、今日は驚くほど登山者がいない。どうりで道中、我々を追い抜いて行ったのはトレランの人たちだけだった。昼食後、20分ほどで御前山に到着。ここでもハイタッチで登頂を喜んでいた。ただ、あたりは雲だらけで、晴れているはずなのに眺望がなかった。スタッフから眺望があったならという前提付きだが、山座同定していたものの少し残念であった。全員で登頂の記念撮影後、眺望もなかったこともあり早々に山頂を後にした。


惣岳山への最後の登り

惣岳山への急登が続く


 下りの歩き方については、スタッフから注意が飛んでいたが、靴底の剥がれ、足のつり、体調不良などは発生しなかった。下りの途中で転倒した受講生がいたがケガなどはなく、往路を辿って計画より早く駐車場に着いた。クールダウンの体操後、宮崎講師からこれからの初級教室を控えてザックの賢い選び方などのレクチャーがあった。その後、受講生のみなさんは奥多摩三山の完登達成の実習だったことをお祝いして帰路に付いた。



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