第5期初級登山教室 登山実習「大菩薩嶺」


大菩薩嶺

大菩薩嶺にて


   日時  2017年7月22日(土)曇り時々晴れのち雨
   行程  JR甲斐大和駅7:48→8:35上日川峠9:05→9:35福ちゃん荘9:45→10:50雷岩11:00
         →11:10大菩薩嶺11:15→11:25雷岩(昼食)11:50→12:30大菩薩峠12:45→13:20
         石丸峠13:30→14:25小屋平バス停14:40→15:10上日川峠バス停
   参加者 24名(受講生16名、スタッフ8名)
    〔1班〕浅香利恵、大根菜津美、高間晃子、玉井明子、松尾悦子、森英昭、
        L山本憲一、SL.植草由利
    〔2班〕 小澤知信、諏訪久美子、前田明代、安田令、
        L武藤篤生、SL.西山さより、講師・宮崎紘一
    〔3班〕 櫻井範子、竹内美生子、寺井成世、福井和枝、矢澤大史、山本知章、
        L竹中彰 山行L兼SL.河野悠二、講師・野口いづみ
   記録  文/写真 河野悠二


 梅雨明けが宣言されたが、はっきりしない天候にヤキモキしながら甲斐大和駅に着いた。バス停には既に増便バスが到着しており一部受講生が乗車していた。2名の受講生と連絡が取れないままバスに乗車する。不安を抱えながら上日川峠バス停に到着した。バス停上の林内で出発前ミーティングおよび準備体操をしていると、遅れた受講生1名と合流した。どうやら電車が遅れた模様である。もう1名は他の受講生が暫く参加できないとの情報を持っていたので、やむなく出発する。


雷岩で休憩

唐松尾根の最後の登り


 日差しも強くなく、爽やかな樹林帯をゆっくり歩き福ちゃん荘の唐松尾根分岐で休憩する。今回のコースは歩行時間は短いが、上日川峠の終バス時刻が早いので比較的時間がタイトであるので、ポイントの通過制限時間を設定し、休憩時の出発時間管理を周知して行動した。カラマツ林を登って行き、森林限界近くになると背後の展望が一気に広がるが、今日は曇天で時々大菩薩湖が望まれる程度である。照りつける太陽がないことで良しと言い聞かせながら、岩がごろごろした急登を登ると雷岩の脇に飛び出す。晴れていれば富士山、南アルプスの展望がすばらしい所である。休憩後に樹林帯の中を大菩薩嶺の頂上に向かう登山道にはサラサドウダンの落花が目立つ。展望はないが静かな山頂で集合写真を撮り、往路を雷岩まで戻り、思い思いに昼食を取る。


熊沢山への急登

大菩薩峠への岩場を抜ける


 予定時刻より5分早く雷岩を出発し楽しい稜線を行くが、相変わらず展望はない。人の背丈ほどの若いカラマツの草緑色の若葉が心を和ませてくれる。高木になったら展望も悪くなるのかなと思いながら大菩薩峠に着いた。やはり多くの登山者が休憩しているが、ここでも集合写真を撮る。



大菩薩峠にて


 予定時刻より早く到着し、また、雨雲の様子から判断し予定通り石丸峠に向かう。樹林帯の登りで苔むした中をゆっくり登り、熊沢山脇を抜け、石丸峠の下りにかかる手前で、ついに雨がパラパラとくる。傘または上だけの雨具を着用し石丸峠に着く。雨もパラパラ状態なので問題ない。ここから暫くは、笹原のトラバース道が続き、急な下りを過ぎると、砂利道の林道・石丸峠登山口に出る。少し下った林道から再び登山道に入るが、滑り易い段差のある登山道を下り、植林帯の脇を抜ければ小屋平バス停である。その後も雨はたいしたことがなく、傘や雨具も必要なく車道を避けた幅広の登山道の2ヶ所で沢を渡り上日川バス停に予定時刻前に着いた。屋根のあるベンチで休憩していると、急に豪雨に見舞われ雨水が川のようになって流れ出す。良いタイミングで下山できたと皆で胸をなで下ろす。最終バスに乗車し雨の止んだ甲斐大和駅で解散した。 受講生もタイトな時間の中、また雨への対応などステップアップした山行であった。



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