第6期初心者登山教室 登山実習「三頭山」


三頭山

三頭山西峰山頂にて


   日時  2017年7月15日(土)晴れ
   行程  立川駅北口・多摩信金本店横公園集合 7:25 ⇒(バス)⇒9:00都民の森駐車場9:15
         →9:25森林館9:50→10:30三頭大滝10:50→ムシカリ峠11:50→12:00三頭山避難小屋
         (昼食)12:45→ムシカリ峠12:50→13:10三頭山西峰13:25→ムシカリ峠13:45→
         14:50森林館15:40→15:50都民の森駐車場16:10⇒(バス)⇒17:50多摩信金本店横公園
   参加者 28名(受講生15名、スタッフ14名)
    〔1班〕佐伯享子、川島ひろ子、吉田博子、渡辺富子、松田慎一郎、
        L北原周子、SL富永真由美、SP広瀬雅則 SP石橋學
    〔2班〕 中山佳代、吉田勝、藤井尚子、大嶺和夫、菊川倫子、
        L小野勝昭、SL清水茂美、SP村岡庸こ、SP竹中彰、講師 宮崎紘一
    〔3班〕 嶋田恵美子、高田眞澄、櫻井美奈子、高橋均、中島敦子
        L石井秀典、SL山本憲一、SP吉川三鈴、講師 野口いづみ、山行L長瀬秀史
   記録  文/河野悠二  写真/長瀬秀史


 いよいよ登山教室6期の実習のはじまりである。これまでの初心者登山教室は、4月〜6月に座学と実習をそれぞれ1ヵ月ごとに各1回づつ実施するカリキュラムで行ってきたが、今年からは4〜6月に5回の座学を、7月〜9月に実習を行うスタイルに変更された。当初43名の方から座学の申し込みがあり、5回の講習を行ってきたわけだが、実習の説明会を経て、最終的に実習に参加された方は当日15名ということになってしまった。徐々に人数は減ることはあるとは想定していたが、これほどまでとは正直驚いた。真夏に奥多摩三山を踏破することに若干の躊躇を覚えたものの、熱中症対策には万全を期して臨むことにした。当日体調不良により1名が参加を見合わせたものの、直前に受講料を振り込んで参加された方が1名いて、合計で受講者は15名であった。対してスタッフは14名である。


ウッドチップを踏んで三頭大滝へ

森林館広場で体操


 当日は若干雲が多いものの、まさに真夏そのものの天候である。集合時間前に全員が揃い、予定より早くバスは都民の森に到着した。駐車場横の広場は、ベンチや日よけ用テントなどがあって、全体ミーティングには不向きであったため、トイレを済ませてから森林館へ移動。ここで全体ミーティング・体操ののち、班ごとに自己紹介、ルート説明、服装・持ち物の確認を行い、3班より出発した。チップが敷かれた歩き易い遊歩道を経由して三頭大滝に到着。大滝を眺めた後、宮崎講師による地図読みの講習を行った。現在位置の確認に戸惑う人もいて、サポートの会員が熱心にフォローしていた。その後、本格的な登山道の登りに移り、ムシカリ峠への新緑が眩しいこぼれ日の中を進んでいく。この密集する葉っぱのおかげで、ほぼ全行程で直射日光に当たらずに済んだのは助かった。時おり吹く涼風にも大いに慰められた。

涼しい森の中を進む

三頭大滝をバックに


 汗びっしょりになりながらムシカリ峠を通過して、避難小屋に到着。昼食となった。登山靴の底が剥がれたり、若干体調不良の受講生がいて、到着が遅れる班があったものの、おおむね計画通りのペースで三頭山西峰に到着した。さすがに人気の三頭山はグループ・家族連れなどが多く、山頂周辺は混雑していた。山座同定を教えられた受講生は、大いに頂上からの展望を楽しんでいたようで、あちこちでスマホのシャッター音が響いていた。人も多かった関係で、頂上での地図読みは森林館で改めて実施することにして、下山時の足の運び方などの注意点を指導してから、頂上を後にした。森林館へは順調なペースで進み、到着した時点で森林館を見学する時間があった。


避難小屋で昼食タイム

見晴らし台で休憩


 その後、地図読みの講習を行い、駐車場に移動。登山が初めてな方、高年齢の方が多い、真夏の気温・湿度の気候条件の厳しさなどで事前のスタッフミーティングでは、「相当ゆっくり歩く」ことを申し合わせていたが、以外にも順調なペースで進むことができ、全体としてほぼ計画通りの行程であった。受講生の中で出発時に膝の痛みがあったり、靴底が剥がれたりとアクシデントはあったものの、野口講師の手当や宮崎講師の靴リペアなどでリカバーができていた。こうして初心者登山教室実習の初日を無事に終えることができた。



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