第5期初級登山教室 登山実習「百蔵山・扇山」


扇山

扇山山頂にて


   日時  2017年3月18日(土)
   行程  JR中央線猿橋駅発 9:00 =(路線バス)=9:10百蔵山登山口バス停9:35→
         9:50山の神10:05→10:25展望台10:45→11:10百蔵山山頂11:25→
         12:00宮谷分岐(昼食)12:30→14:10扇山山頂14:30→15:35不動滝15:50→
         16:10犬目バス停16:26=(路線バス)=16:50四方津駅
   参加者 30名(受講生18名、スタッフ12名)
    〔1班〕小澤知信、菊池美奈子、白川梓、竹内美生子、前田明子、山本知章、
        L岡義雄、SL土井充、山行L河野悠二、SP中村敦子
    〔2班〕 大根菜津美、加藤美穂、櫻井範子、高間晃子、寺井成世、福井和枝、矢澤大史
        L武藤篤生、SL芦川昌子、SP山本憲一、SP広瀬雅則
    〔3班〕 浅香利恵、諏訪久美子、松尾悦子、森英昭、安田令
        L長瀬秀史、佐久間マサエ、講師 宮崎紘一、SP中村哲也
   記録  文・写真/長瀬秀史


 本日は第5期のみなさんにとって、初心者から始まった教室のこの1年を締めくくる山行である。やや肌寒いが晴天に恵まれ、まさに登山日和である。しかしながら当日も不参加の連絡が2名から入り、結局8名が欠席となってしまった。3班では、受講生5名に対しスタッフが4名というマンツーマン体制となった。貸し切りとなったバスで出発し、10分ほどで登山口バス停に到着。準備体操・注意点の確認などを経て、先頭を担当する3班から出発し急斜面の舗装道路を進む。時おり振り返ると、富士山の雄姿や三つ峠、大室山などが顔を見せる。


富士山の展望台

急登を展望台に向かって進む


 個人経営の美術館横の駐車場で、衣服調整の休憩を取る。ここからは樹林帯の登山道を進むことになるが、富士山の展望台までの辛抱である。バス停を出発して1時間ほどで展望台に着く。着いた途端に受講生のみなさんの歓声が響いていて、ここの展望は期待を裏切らない。あちこちでスマホのシャッター音が響いている。眺望を満喫した後は尾根道から稜線に登り、30分ほどで百蔵山の山頂に着いた。ここまで特にトラブルもなく、三角点を触ってハイタッチをかわす。ここ最近、見られるようになったおなじみの光景である。

百蔵山頂にて3班

百蔵山頂にて1班


 山頂での眺望を楽しんだ後は、課題となっている急斜面の下りに備えてストックを用意する。通常はダブルストックだが、枝などを掴んで降りていく必要もありシングルで下っていく。この1年の受講で下り方やストックの使い方などを経験したせいか、片方のストックでバランスを取り、空いた片手で登山道わきの枝をしっかりと掴みながらの下り方がうまくできている。無事に下りを終え、12時ちょうどに昼食場所である宮谷分岐に到着し、この後の急斜面の登りに備えて昼食とする。


宮谷分岐から扇山へ向かう

百蔵山頂にて2班


 昼食後、最初は緩やかな斜面を登っていくが、徐々に傾斜が増してだんだん呼吸が荒くなってくる。受講生のみなさんは、これまでの経験から足の運びが静過重・静移動の形になっていて、足音が聞こえない。急斜面の登りであるにも関わらず、会話を楽しんでいる余裕が感じられた。急斜面の最後の大久保山を通過して、平坦で快適な登山道をたどり、扇山の山頂には計画より40分以上も早く到着した。ここでもハイタッチ。本日の山行の目的を達成した喜びにあふれて、みなさんいい顔をしていた。


犬目バス停へ下る

扇山への最後の登り


 記念撮影後、犬目のバス停に向かって出発したが、時間に余裕があったこともあり、途中で不動滝によることにした。しかしながら滝とは名ばかりの水量しかなく、早々に下山となり、バス停に時間の余裕をもって到着し山行を終えた。課題を持って教室に参加している受講生である。着実な成長を来年度に向けて大いに期待できる折り返しの山行であった。



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