第5期初級登山教室 登山実習「棒ノ折山」


棒ノ折山

棒ノ折山山頂にて


   日時  2016年10月15日(土)
   行程  東青梅駅南口発 7:45=(路線バス)=8:21上成木バス停8:40→8:50登山口9:10→
         9:20小沢峠9:25→11:50黒山(昼食)12:30→12:55権次入峠→13:10棒ノ折山山頂
         13:30→15:10清東橋バス停15:50→16:55川井駅
   参加者 28名(受講生16名、スタッフ12名)
    〔1班〕大澤則彰、小澤知信、菊池美奈子、白川 梓、竹内美奈子、馬場久子、前田明代、
        山本知章、L:山本憲一、SL:土井 充、SP広瀬雅則、中原三佐代
    〔2班〕 大根菜津美、加藤美穂、櫻井範子、高間晃子、寺井成世、矢澤大史
        L:酒井省二、SL:竹中 彰、SP高橋恵子、小河今朝美
    〔3班〕 諏訪久美子、森 英昭、安田 令
        L:長瀬秀史、SL:佐久間マサエ、山行L:河野悠二、SP植草由利
   記録  文・写真/長瀬秀史


 事前の天気予報では、土日は晴天に恵まれ、行楽日和とのことであった。このところ週末は雨にたたられることが多く、うんざりしていたが、当日は文字通りの快晴に恵まれた。肌寒さも感じられる中、受講生を集合場所で待っていたところ、前日から不参加の申出が続出し、当日も次々と不参加の連絡が入ってしまい、結局9名が欠席となってしまった。3班に至っては、受講生3名に対しスタッフが4名という構成となった。ほとんど貸し切り状態のバスに乗車して定刻通り上成木バス停に到着。トイレを済ませ小沢トンネルそばの登山口に急ぐ。ここで準備体操・注意点の確認などを経て、班ごとに出発し小沢峠からの急登に取り付いた。


明るい尾根道を歩く

小沢峠登山口で身支度


 ここから黒山までは樹林帯を進むことになり、その間は眺望にはありつけない。木々の間からは、ところどころ秩父方面が少しだけ見えるが、空は青くさわやかな風を受けつつ、登山道を進んでいく。これまで2回の初級登山教室の実習を経験し、また天候にも恵まれた環境もあり、トラブルもなく順調に歩を進めていた。今回から各班のメンバーを大幅に入れ替えたこともあり、スタッフと受講生が初顔合わせとなったため、多少の懸念はあったものの、みなさん早くに打ち解けてくれた。予定時刻より若干早めに黒山に到着し昼食となった。この場所からは、先月登った高水三山を眺めることができるため、受講生にそのことをお知らせしたところ、歓声とともに次々とスマホで写真をとる音があちこちでしていた。ここまで植林されたスギ林の中を進んできたが、山頂までは広葉樹の中を行くことになる。記念写真撮影後、権次入峠に向かって出発。

黒山山頂にて3班

黒山山頂にて2班


 途中、大きな下りと登りの連続を経て、埼玉県側への分岐となっている峠に到着。ここからは急に多くの登山客とすれ違うことになり、さすがに人気の棒ノ折山を実感した。中には女性のみ約30名の団体や4〜5名グループ、家族連れなどいろいろな人たちが次々と権次入峠方面に下って行った。最後の緩やかな坂を登りきると、本日最初で最後の大展望に恵まれた山頂に到着となった。真っ青な空に秩父方面の山々や市街地などが一望のもとに見渡せ、受講生ひととひとりが大きな歓声を上げていた。何回かこの山には来ているが、このような天候に恵まれたのは記憶にない。人気の山だけあって、たくさんの登山客でにぎわっており、登頂の感激に浸っていた。十分に眺望を楽しんだのち、全体での記念写真撮影後、清東橋バス停に向かって下山を開始した。


棒ノ折山に向かう途中で一休み

黒山山頂にて1班


 ここまで順調に進んで、特にトラブル発生もなかったため、予定より大幅に早くの出発となった。結局、バス停に到着したのは予定より1時間半も早い、15時過ぎだった。乗車予定のバスを1時間以上も待つことになったため、駅まで歩いて向かうことにし、出発前にヘッドランプの取り扱いの注意点や来年の山行で使用予定のアイゼンについての説明と購入案内を行った。本日の山行で受講生のみなさんが、いかに好調であったかを象徴するしめくくりであった。



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