第5期初級登山教室 登山実習「八子ケ峰」


八子ケ峰

ヒュッテ・アルビオレ前にて


   日時  2016年8月20日(土) 曇りのち雨
   行程  立川駅北口・多摩信金本店前発 7:10 →(チャーターバス)→10:30プール平11:00
         →11:15親湯11:25→13:15ヒュッテアルビオレ(昼食)14:00→14:10八子ヶ峰東峰
         →14:45八子ヶ峰本峰→16:00八子ヶ峰公園16:15→(チャーターバス)→20:30立川
   参加者 36名(受講生22名、スタッフ14名)
    〔1班〕梶原勇樹、桜井範子、諏訪久美子、滝沢千絵子、寺井成世、矢澤大史、安田令
        L岡義雄、SL芦川昌子、講師宮崎紘一、サポーター竹中彰、山行L河野悠二
    〔2班〕石原諭佳、大澤早苗、大澤則彰、玉井明子、森英昭、山本知章
        L武藤篤生、SL佐久間マサエ、講師酒井省二、サポーター西村智磨子、仲谷朋尚
    〔3班〕大根菜津美、小澤知信、加藤美穂、白川梓、台蔵一雅、高間晃子、馬場久子、
        福井和枝、前田明代、L長瀬秀史、SL土井充、サポーター山本憲一、中原三佐代
   記録  文・写真:長瀬秀史


 早朝から結構な雨が降っている。今日は第5期の初級登山教室の最初の山行なのに、出発からこの雨では先が思いやられるというのが実感だった。集合場所ではさらに雨足が増し、ドタキャンの受講生が多くいるだろうと予想したが、一人の欠員もなく全員が時間までに揃った。みなさんの熱意がこちらにも伝わってくる。チャーターバスは予想された渋滞を抜けて、登山口のプール平にほぼ時間通りに到着したが、トイレ・準備体操などを経て、少し遅れての出発となった。例年なら沢沿いの登山道を行くのだが、今回は時間短縮のため車道を通っての出発となった。


駐車場から登山口の親湯に向かう

支部長の挨拶


 雨は上がっていたが、準備体操中に小雨が降ってきたり、出発時にはやんだりと、目まぐるしい天気の1日となった。親湯を出るあたりからは日が差してきた。信濃自然遊歩道をたどる今回のコースは、笹原の中を途中で車道を横切るなどして登っていく。3班体制での移動だが、班体制は過去3回の登山実習で体験済みであり、登山仲間としてのチームワークはほぼ完成していた。小休止ごとに班のメンバーを入れ替えつつ、サポート会員との交流を交えておしゃべりも弾み、いいペースで足を運んでいた。稜線に出るあたりから晴れているのに雨が降ってきたりと、受講生は傘や雨具を目まぐるしく使うこととなった。東急トレッキングコース合流点では地図とコンパスを取り出して、地図読みによる現在位置の確認を行っていたが、お昼を過ぎていたため、軽い食事をとっている最中にまた雨が降り出すなど、天候不順を身体で覚えることになった。


八子ケ峰東峰にて 1班

八子ケ峰東峰にて 3班


八子ケ峰東峰にて 2班


 昼食予定のヒュッテアルビオレには、やや遅れての到着となった。ここでも食事の最中に、雨脚が早くなったり、薄日がさしたりと、落ち着いての食事とはならなかった。集合写真を撮って、早々に出発して標高1869mの八子ヶ峰東峰で班ごとに記念写真を撮影。さらに八子ヶ峰本峰(1833m)あたりからガスが厚くたちこみ始め、ホワイトアウトの中をスキー場のゲレンデを経て、ようやくバスの待つ八子ヶ峰公園には、この天候にもかかわらずほぼ予定通りに到着した。このような悪条件の中、体調不良を訴えた受講生が複数発生したが、いずれも症状は軽いとのことで、全員無事に山行を終えられたことは、みなさんのご協力の賜物である。


八子ケ峰本峰にて 1班

八子ケ峰本峰にて 3班


八子ケ峰本峰にて 2班


 今回の山行は、初級コースの初めての山行であったため、少しでも条件の良い環境で行いたかったが、あいにくの雨の中で傘や雨具を装備しながらの歩行となってしまった。しかしながら、初心者コースとは違って、こういう悪条件の中でこのような経験を積めたことは逆に、今後の登山技術向上のための大きな糧となることは間違いない。5期の皆さんは、自分なりに課題と問題点を持って参加している方が多く、ますます今後の山行が楽しみである。大いに期待したい。最後に、帰りの渋滞をこなしながら、ほぼ時間通りに立川へ帰着させたバスの運転手さんに、拍手を送りたい。


上の写真は拡大してご覧になれます。写真の上をクリック。