第3期初級登山教室 登山実習「三ツ峠山」


三ツ峠山山頂にて

開運山山頂にて

   日時  2016年1月16日(土)
   行程  立川7:15発=三ツ峠登山口9:15→林道終点→三ツ峠山荘11:30→開運山11:45→
         三ツ峠山荘12:15〜昼食〜12:45木無山→鉄塔→母の白滝→浅間神社15:45→
         16:20発=立川19:00頃帰着。
   参加者 30名(受講生17名、会員スタッフ13名)
     〔1班〕L 岡義男、SL芦川昌子、講師:宮崎紘一、SP:竹中彰、中村正之
         受講生:小河今朝実、清水節美、竹内恭江、富田美智代、松本敦子
     〔2班〕L武藤篤生、SL石井秀典、講師:酒井省三、SP:中村哲也
         受講生:石原和子、市川俊彦、植草由利、鹿島陽子、川尻久美子、齊藤理恵子、
              西山さより
     〔3班〕L西村智磨子、SL佐久間マサエ、SP山本憲一 山行リーダー河野悠二
         受講生:石川由紀子、澤村雅人、土橋奈緒美、中島かよこ、吉川美鈴


 教室実施目標に@パーテイ登山になれる。A冬山の備えを学び、冬山を楽しむ(アイゼンを付けての歩行になれる)を掲げ、雪の多い所を求め、奥多摩・御前山から三ツ峠山へとコースを変更したのであったが、この山塊の山肌には、積雪など見受けることが出来ず、沢筋に雪の色を目にすることが出来る程度。アイゼン装着歩行など出来ない状態であった。が、幸い晴天に恵まれ、冬枯れの山の香りと、山々の眺望を存分に楽しめた山行となった。


雪が少なく真っ白な富士とはいえないが

期待した雪の無い林道を出発


 バスを降りた所で、山行リーダーから諸注意と、準備体操を行い歩き出す。登山道とはいえ、このコースは、林道の急な登り上げとなる。歩き出し、暫くして衣服調整時間をとる。途中のベンチで休憩し、一息入れ三ツ峠山荘に登り上げる。


開運山山頂にて

三ツ峠山荘前にて


 山荘のベンチにザックを置き、身軽になって開運山の頂きに向かう。360°の眺望、遠く南アルプスの山々まで望めた。山荘に12時15分に戻り、昼食時間とする。食事の時間を利用して山荘の主(山岳会・東京多摩支部会員)から、付近の自然と、その関わりについて話があった。座っていた位置が悪かった為、内容を聞き取る事が出来なかった。



母の白滝へ下る

分岐点で地図をチェック


 12時45分下山にかかる。毛無山から、ほぼ西に張り出す尾根を(クヌギ系の落葉樹林帯)林道(西川新倉林道)迄、足下に注意をはらいながら一気に下る。そして、寺川沿いの道に入る。沢筋には幾つもの滝が現れる。(氷瀑も見ることができた)最大の見せ場「母の白滝」への道は、鎖で保護された道筋とはいえ、階段が続き注意が必要。積雪があり、アイゼン装着での歩行であったらと、想像を巡らす。堆積岩に出来た断層に見事な滝が流れ落ちていた。岸壁の岩の隙間のかしこに、力強く根を食い込ませ、そそり立つモミの巨木が見られた。胸うたれる彼たちの生命力である。やがて、浅間神社(アサマジンジャと読む)境内に入る。最初に出会ったのが、ご神体とされるトチノキの巨木。そして、社殿周辺には、神木とされる名の付けられたスギの巨木が(7本杉と呼ばれる)在り、樹齢1200年を越えるという。参道の杉並木も圧巻であった。社の清々しい空気を身に纏い、待機するバスに乗車する。予想された渋滞もさほどのことはなく、大幅に時間を短縮して立川に帰着できた。
(記録文/西村智磨子 写真/河野悠二・山本憲一)



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