第4期初級登山教室 登山実習「高水三山」


岩茸石山山頂にて

岩茸石山山頂にて

   日時  2015年9月27日(日)
   行程  JR軍畑駅前8:45→8:50道路沿い広場9:00→9:25高源寺9:45→10:00堰堤10:25→
         10:50尾根休憩所11:00→11:20上成木分岐→11:30常福院11:45→11:50山頂下東屋12:20
         →12:25高水山12:35→13:10岩茸石山13:20→14:20惣岳山14:30→15:35沢井分岐15:45→
         16:20JR沢井駅前
   参加者 25名(受講生15名、会員スタッフ10名)
     〔1班〕L北原周子、SL東敦子、小池清次郎、吉田敬、小林万里子、石川さとみ、解良知子、
         スタッフ清水
     〔2班〕L小野勝昭、SL濱野弘基、布田三恵子、内村直子、山内ひとみ、三ツ井祐子、今野英美、
         酒井省二(講師)
     〔3班〕L小松原勝久、SL石井秀典、国安薫、人見茂子、齋藤眞子、丸山広幸、奥山陽子、
         スタッフ八木佳苗、富永真由美


 高水三山の登山駅のJR青梅線軍畑駅前に集合。降雨で1日延期しての実施だが、本日も厚い雲が空を覆っている。混雑する駅前を避けて、踏切を渡り登山口への広い道路沿い広場に移動。出発前ミーティングと体操を行い3班に分かれて出発した。歩き始めて間もなく急に雨が降り出す。道沿いの高源寺の軒下を借りて雨具を着る。4期登山教室は降雨がなかったので、雨具着用の良い研修ができた。登山道入口の堰堤前でストック使用方法の説明を行う。雨で滑り易い登山道をストック利用で安全に歩行することを指導した。樹林帯の中の登山道は急坂で、フラットフットで一歩一歩と登り尾根上のテーブル休憩所に到着。雨は小降りになったが蒸し暑い雨具を脱ぐにはまだ早い。樹林帯の中の登山道は木の根やぬかるみが多くなり歩き難く、傾斜が緩んで上成木分岐に着く。道は平坦になり間もなく高水山直下の常福院山門前に到着。山門を通り正面に大きな木製剣が祀ってある浪切白不動尊に手を合わせ、不動堂の裏手でトイレタイム。すぐ上の東屋で昼食時間とした。


高源寺での雨具着用

広場での準備体操


 雨は霧状に変わり雨具を脱いで高水山に向かって出発。東屋から稜線を少し登ると高水山山頂である。山頂看板がないと通り過ぎてしまうような平坦な頂上である。記念写真を撮って、次の岩茸石山に向かって歩き出す。山頂からの下りは急坂でスリップに注意し慎重に下る。下り切った縦走路は、岩茸石山の登り口まで比較的平坦が続く。時々北側の樹林帯が切れるが、雲に覆われ何も見えない。


高水山山頂にて 第3班

高水山への登り


 岩茸石山への登りは、巻き道を左に分けて、岩石が堆積する急坂を頂上に向かって一気に登る。登り詰めた山頂は、白い雲に覆われて期待の大展望は見られず。さいたま市方面の街並みが霧に霞んで見えるだけ。残念であるが満開のヤマハギの花が慰めてくれているようだ。集合写真を撮り、早々に3つ目の惣岳山に向かって出発。山頂からの下りは、石が堆積した急坂であり、三点支持の歩きで慎重に下った。急坂を下ると比較的平坦な道となり、樹林帯の切れ目から踏破してきた高水山、岩茸石山が、西側には本仁田山方面が見え出し、足を止めて眺める。


ヤマハギの花のトンネルを行く

岩茸石山への登り


 惣岳山への登り口に到着。巻き道を左に分けて岩場のある急坂を登る。三点支持で慎重に登り、青渭神社奥の院がある山頂に到着。山頂は太い樹林に囲まれて眺望は全くないが、高水三山を登頂したことに感激する。休憩後に下山を開始。下山道は雨に濡れた赤土の道となる。スリップ転倒の危険があるので、各班リーダーは歩き方の注意を丁寧に説明した。急坂を井戸窪の水場に下る。惣岳山登り口で分れた巻き道が合流する。更に樹林帯の中の登山道を下ると赤土の道が多くなり、ストックを利用しユックリ、慎重に歩くことが必要になる。約1時間の下りで御嶽・沢井・丹縄への分岐地に到着。慎重な歩きで山行の進行が遅れ、受講生の疲労も感じられる。目的地の御嶽駅への下山道は、更に赤土と急坂が続く。これらを考慮してパーティーの安全を優先することとして、下山コースを安全で歩行時間が短い沢井駅への道に変更することを決断した。


惣岳山山頂での休憩

惣岳山の岩場を登る


 道標に従い沢井駅方面の道を下る。この登山道も大雨で道路の土が全て流され岩石の道となり歩き難い。約10分間の歩きで沢井集落の舗装道路に着く。悪路の緊張感から解放され、空には青空が見え始めて安堵する。惣岳山青渭神社里宮の前を通り、自動車道路を歩いてJR青梅線沢井駅前に到着。駅前広場で終了ミーティングなどを行いし、登山教室を終了した。
(記録文・写真/石井秀典)

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