第4期初心者登山教室　登山実習「御前山」

御前山山頂にて

　　■ 日時　　2015年6月13日（土）
　　■ 行程　　立川たましん横公園7:20（貸切バス）⇒９:15月夜見第２駐車場9:55→10:40小河内峠
　　　　　　　　　10:50→11:50惣岳山（昼食）12:30→12:50御前山13:10→13:35惣岳山13:40→14:30
　　　　　　　　　小河内峠14:45→15:40月夜見第２駐車場16:00⇒立川たましん横公園18:10
　　■ 参加者　40名（受講生24名、立川市1名、支部会員15名）
　　　　〔1班〕 L北原周子、SL東敦子、青木義仁、松本武、丸山広幸、奥山陽子、宮崎亜矢子、
　　　　　　　　　吉川稚香子、吉野由美子、国安薫、石川さとみ
　　　　　　　　　スタッフ酒井省二（講師）、山本憲一、広瀬雅則
　　　　〔2班〕 L小野勝昭、SL濱野弘基、内藤誠之郎、福田澄子、指田久子、三ツ井祐子、小林万里子
　　　　　　　　　神戸真樹子、解良知子
　　　　　　　　　スタッフ宮�ｱ紘一（講師）、富永真由美、仲谷朋尚、田中謙次（立川市）
　　　　〔3班〕 L長瀬秀史、SL竹中彰、小池清次郎、谷岡賢一、内村直子、山内ひとみ、人見茂子、
　　　　　　　　　吉岡礼子、齋藤眞子、弓家田典子
　　　　　　　　　スタッフ野口いづみ（講師）、石井秀典（山行Ｌ）、八木佳苗

　4期初心者登山教室の最終講座である。早朝、いつもの集合場所に集まり、貸切バスに乗車して御前山登山口の奥多摩周遊道路月夜見第2駐車場に向かって出発。梅雨が中休みしてくれたようで空には青空が見えてきた。途中、都民の森でトイレ休憩を取る。今回の山行ルートにはトイレ施設がないので、野外のトイレマナーを車中で説明した。
貸切バスは月夜見第2駐車場に到着。ミーティングを実施し、最終実習であるので教室で学んだことを実行し楽しく山行しようとの話しがある。準備体操を実施後、登山準備をして3班を先頭に出発した。
　駐車場からは、すぐに急坂の下り道だ。登山道は昨日までの降雨で滑り易く、ストックを使用して慎重に下った。約10分の下りで鞍部に着く。ここからは樹林帯の中の緩い登りが続き、ヤマボウシやコアジサイの花を見ながら歩く。登山道は水窪山北側の巻き道を行くと小河内峠に着いた。峠からは霧にかすんだ奥多摩湖が眼下に見える。

惣岳山への登り

登山道はいきなりの急な下り

　小河内峠からの道は、一転して急坂の登りとなる。実習で学んだフラットフッティング歩きでユックリと登って行った。ハセツネカップ転落事故の岩場は通行止めで樹林の中の巻き道を行く。登山道は北面が切れ落ちたヤセ尾根となり慎重に通過すると、ソウヤノ丸デッコの登り口となった。山頂への道は通行注意の看板があったので巻き道を行くと、木の柵があるジクザクの登山道となった。惣岳山への最後の登りである。白いクサタチバナの花を見ながら一歩一歩登って行くと山頂に到着。惣岳山山頂は、樹林に囲まれて眺望はないが小広場となっており、ここで昼食時間とした。

御前山山頂にて2班

御前山山頂にて3班

　昼食の間に、多数の登山者が奥多摩湖の大ブナ尾根ルートから登って来て、山頂はカタクリ開花時期のような賑わいとなった。他の登山者に昼食場所を譲って御前山に向かって出発した。少しぬかるむ登山道を約20分歩く、御前山山頂に到着。ここも梅雨時期とは思えない程の多数の登山者で賑わっていた。山頂からの展望を期待していたが残念にも雲に被われて何も見えない。しかし受講生からは、奥多摩三山を完登したという喜びの声が聞こえた。山頂で集合写真を撮り、下山を開始した。

惣岳山から下る

御前山山頂にて1班

　下山は、往路を引き返えすルートだ。御前山からのぬかるんだ下り道は非常に滑り易く、慎重に時間をかけて下った。惣岳山山頂はまだ登山者で賑わっていたが、小河内峠への道に入ると他の登山者は全くなく静かな山行となる。急坂、ヤセ尾根、巻き道を順調に下って小河内峠に到着。急坂等の下りで脚等の筋肉は疲労しておりストレッチ体操を行って、終着地月夜見第2駐車場に向かって出発。変化のない樹林帯の中の道をニリンソウの花などを観察しながら歩いた。下り道を鞍部まで下ると、いよいよ終着地への最後の急登である。疲れた身体には辛い登りであるが、幸い午前中とは異なり登山道は乾いて歩き易い。ユックリと一歩一歩登って月夜見第2駐車場に到着した。

最後のミーティング

月夜見駐車場へ向かう

　ミーティングﾞを実施し、受講生からは楽しく奥多摩三山が登れて良かったとの声が多くあり、次の初級登山教室を楽しみにしているとのことで、スタッフ一同は安堵した。
整理体操を行い、待機していた貸切バスに乗車した。都民の森でトイレ休憩を取った後、立川に向かって走り出す。車中で、初心者登山教室修了の挨拶が酒井登山教室総責任者と立川市の田中係長からあり、宮崎講師に初心者登山教室を総括して頂き、次の初級登山教室での再会を楽しみにして4期初心者登山教室は終了した。貸切バスは予定の18時過ぎに立川に到着し解散した。
（記録文／石井秀典　写真／長瀬秀史、山本憲一）