第3期初級登山教室 登山実習「陣馬山」


陣馬山

陣馬山山頂にて


   日時  2015年2月21日(土)
   行程  JR高尾駅8:12→小仏バス停9:00→小仏峠10:10→10:50景信山11:15→12:55明王峠13:35
          →14:15陣馬山14:35→16:20陣馬登山口バス停17:05→17:10JR藤野駅(解散)
   参加者 29名(受講生16名、スタッフ13名)
     〔受講生〕 1斑:石原和子 市川俊彦  鹿島陽子 清水節美 西山さより
           2斑:石川由紀子 小河今朝美 川尻久美子 竹内恭江 土橋奈緒美  松本敦子
           3斑:植草由利 中島かよこ 中原三佐代 花淵順子 吉川三鈴
     〔スタッフ〕 1斑: L岡 義雄 SL武藤篤生 講師:宮崎紘一 SP山本憲一
            2斑: L西村智磨子 SL小松原勝久 講師:酒井省二 SP高橋恵子 SP河野悠二
            3斑: L長瀬秀史 SL土井 充 SP竹中 彰 SP芦川昌子


 昨年は大雪に泣かされて裏高尾にコース変更となったが、おかげで雪山をたっぷり味わいアイゼン装着・歩行は大いに経験を積むことができた。今年はふもとのあたりに雪はないものの、縦走路にはかなりの積雪との情報があった。好天に恵まれて、高尾駅北口には総勢29名が揃い、増便されたバスで小仏に向う。出発前に各グループで体操・注意点の確認などを行い、3班を先頭に5分間隔で出発となった。


班ごとに分かれて準備体操 2班

班ごとに分かれて準備体操 3班


 小仏峠までは積雪はほとんどなく、風もなく快調に足を運ぶ。これまで経験を積んできたことによって、グループ間では最近は足が揃ってきたかのような印象を受ける。景信山に近づくあたりから雪が徐々に姿を見せ始め、土と融けた雪で登山道は泥道と雪道が交互に現れる。山頂に到着したころには一面の銀世界となっていた。


雪の無い景信山への道を行く

小仏峠でエネルギー補給


 ここからいよいよアイゼンを装着して歩き始める。アイゼン歩行は前回の「槇寄山・笹尾根」で経験しているが泥まみれの雪道は今回初めてとなった。ここから少し長い縦走路歩きとなるが、歩を進めるうちに、雪道よりも泥道が目立つようになった。雪のない登山道ではアイゼン歩行は危険である。外すタイミングを図っていたら1班から掛け声がかかり、明王峠手前で全員外すこととなった。泥道を歩いてきたこともあり、靴もアイゼンも泥だらけである。


景信山でアイゼン着装。随分慣れてきた

景信山頂は雪の世界


 明王峠で昼食後、40分ほどで陣馬山到着。日当たりのよい山頂では雪が解けて、あたりは田んぼのようになっていた。小仏を出発して5時間。生徒さんにとって今回は、アイゼンを付けて雪道と泥道を交互に走破する負荷のかかる登山であったが、調子を落とすこともなく全員笑顔で登頂記念撮影後、これまた長い下山にかかる。一時間余りの歩きののち、登山道が途切れるぽかぽか陽気の里山から今度は舗装道路を延々歩いて、移設されたバス停にようやく到着。登山靴に大量に付いた泥を近くの川で洗い流し、事前に予約してあった増便バスに予定より早く乗車できた。 10分足らずで藤野駅に着き、次回山行「扇山」の説明後、解散とした。
(記録・写真/長瀬秀史)


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