第1期初級登山教室 登山実習「御前山」


御前山

   日時  2014年1月18日(土) 天候:晴
   行程  境橋9:10〜10:00栃寄森の家10:15〜10:50トチノキ広場11:00〜12:25湧水の広場12:35
         〜12:55避難小屋(昼食)13:30〜13:40御前山13:50〜14:35カラマツ広場14:40
         〜15:20トチノキ広場15:35〜16:00栃寄森の家16:30〜17:05境橋
   参加者 26名(受講生18名、支部会員8名)
          (L:リーダー、SL:サブリーダー)
     〔1班〕L河野悠二、SL岡義雄、大橋勤、賀澤睦美、川路悦郎、鬼頭勝美、佐々木則行、清水茂美、
         高橋恵子、中釜義之、中村美奈子、藤澤京子
 
     〔2班〕L長瀬秀史、SL北原周子、川崎真琴、小山幸勇、佐々木芳行、高崎一寿、富永真由美、
         仲谷朋尚、新山晴美、本間俊幸
     講師:宮崎紘一
     スタッフ:竹中彰、石井秀典、飯島文夫


 久し振りの冬山登山となる御前山実習登山を実施した。受講生に冬山個人装備の点検をしてもらい、厚手の手袋、毛の帽子などは購入していただいた。また、軽アイゼンを3台登山教室共同装備として購入した。コースは北面の体験の森からの往復でアイゼン歩行体験を計画した。


凍り付いた道を慎重に歩く2班

凍り付いた道を慎重に歩く1班


 奥多摩駅から増発予約したバスが登山教室貸切りとなりホットする。橋上の境橋バス停から少し林道に入った所で、挨拶と計画の詳細及び注意事項と準備体操をして出発。今回も2班編成である。途中の道路脇に車による事故と思われる小さなキツネの死体があった。栃寄森の家までのコンクリートの道は全く雪がなく黙々と歩く。栃寄森の家でトイレを借り、またアイゼンの調整などをした。更に林道を行くと車止めから先には雪が所々に現われ一部凍っているので受講生に注意を促す。下見の時より融雪剤により雪は少なくなっていた。トチノキ広場でトイレ休憩と服装調整をする。ここからアイゼンを着用予定であったが、雪も少ないので林道をもう少し詰めることにする。


アイゼンを効かせて歩く

アイゼンの装着練習


 ここからは融雪剤も撒いていないので凍った雪が多くなったので、少し平らな広場状の所で全員アイゼンを着用した。一部雪のない林道をアイゼンを軋ませながら登る。通行止めの登山道を林道通しで登り、活動の広場手前から登山道に入る。トレースがしっかり着いており、アイゼンが快適に利く。少し頑張って展望の良い湧水の広場に出る。鷹ノ巣山方面の展望が良い。更に登って行き尾根を越えると左手に大岳山方面が望める。避難小屋には予定通り13時に到着し昼食とする。時々冷たい風が吹き抜ける。昼食後、全員荷物を背負い御前山頂上に向かう。


山頂までもう少し

避難小屋へ向かう


 頂上からは雲取山方面が眺められた。記念写真を撮り、下山開始。避難小屋を素通りし、快適にアイゼンを利かし、順調に下山する。アイゼンはトチノキ広場で外した。予定より1時間ほど前のバスに予約変更の電話をバス会社に連絡する。順調に下って栃寄森の家に寄り、トイレ借用のお礼にワサビなどのお土産を購入する。境橋バス停までは、ゆったりと受講生達と会話をしながら下る。境橋バス停からも貸切状態でバスに乗車。奥多摩駅にて解散をした。今回は雪質も良くアイゼン歩行の体験ができたが、腐った雪でのアイゼン歩行はこれからである。
 (文/河野悠二・写真/飯島文夫)

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