第1期初級登山教室 登山実習「大菩薩嶺」


大菩薩嶺

   日時   2013年10月19日(土)
   コース  上日川峠9:10〜9:38福ちゃん荘9:43〜10:30大菩薩峠10:40〜11:30雷岩(昼食)
          12:10〜12:15大菩薩嶺12:20〜13:50丸川峠14:00〜15:40林道出会い〜16:05
          大菩薩登山口16:15〜16:25大菩薩の湯
   参加者  27名(受講生17名、支部会員10名)
          〔1班〕L河野悠二、SL岡義雄、大橋勤、賀澤睦美、川路悦郎、鬼頭勝美、佐々木則行、
              清水茂美、仲谷朋尚、野口正江
          〔2班〕L長瀬秀史、SL北原周子、川崎真琴、小山幸勇、佐々木芳行、高崎一寿、
              富永真由美、新山晴美、宮原順一、八木佳苗、山本玲子
          〔講師〕酒井省二、宮崎紘一
          〔スタッフ〕山本憲一、東敦子、竹次優子
          〔撮影〕飯島文夫

 登山教室としては初めての日本百名山に挑戦となる。前日から天気を心配していたが、集合場所の甲斐大和駅前のバス停に着いた時には、雨がポツポツと落ちてきた。増発依頼していたバスが定刻より15分程早めに出発するころには、ワイパーを動かすほどの雨となった。小雨決行の予定であったので、これ以上強くならないことを願いつつ上日川峠に到着するころには、幸運にも雨が上がった。25年度下期最初の実習登山なので、下期プログラムの申込書と参加費を徴収するなどし、全員に今日の行程を説明、準備体操をして出発した。

大菩薩峠から嶺へ

大菩薩峠手前で小休止


 林道脇の登山道をゆっくり上り、福ちゃん荘で着衣の調整などをして大菩薩峠へ向かう頃には、時々日が差し始める。紅葉にはまだ早いようであるが、一部色づいた木々もある。大菩薩峠に出ると、天候のわりには展望がきき、南面側の南アルプス、富士山などが眺められるが、北面側の奥多摩の山並みは雲の中であった。今回のハイライトである展望の良い稜線歩きで、南アルプス、富士山を眺め、山座同定をしながら進む。雷岩の展望を楽しんだ後、直ぐ下の平坦地で富士山を眺めながら昼食をする。昼食後、樹林の中を行くと眺望はないが日本百名山の一つである大菩薩嶺に出る。ここで全員の記念写真を撮る。


避難小屋(旧峠蹟)へ下る

山座同定の指導


 後は、大菩薩の湯に下り温泉に入るだけであるが、この下りが結構長く、一部段差の大きな急な下りとなる。静かな丸川峠までも予想以上の時間を要した。大菩薩の湯での入浴が厳しくなってきた。急な下りでは、鹿の鳴き声に励まされながら進む。林道に出る手前で入浴する時間は無理となった。幸い気温も低く、大して汗をかいていないのが、せめての救いである。大菩薩の湯からのバスは増発がないので、全員乗車できるか心配したが、予定した大菩薩の湯始発のバスに間に合い全員乗車できホットする。バスの中で次回「川苔山」登山計画の配布と説明をした。塩山駅にて、解散の挨拶をし、時間遅れの2階建ての快速電車に乗り込んだ。今回の登山は、下りで予想以上の時間を要し、更に下りで雨に降られたら、もっと時間を要し、計画のバスに乗り遅れる可能性もあり、改めて計画の難しさを感じさせられた山行となった。


富士山の大展望

富士山を眺めつつ丸川峠へ


(記録/河野悠二 写真/飯島文夫)


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