第1期初級登山教室 登山実習「八ヶ岳/硫黄岳」


中山

中山展望台にて


   日時  2013年9月7〜8日(土・日)
   行程  9月7日
         美濃戸口10:30〜11:35美濃戸山荘(昼食)12:10〜13:00堰堤広場13:10〜
         14:15赤岳鉱泉15:00〜15:35中山展望台15:45〜16:15赤岳鉱泉(泊)
         9月8日
         赤岳鉱泉6:35〜8:20赤岩の頭8:25〜8:55硫黄岳9:05〜11:10赤岳鉱泉(昼食)12:00
         〜13:10堰堤広場13:20〜14:00美濃戸山荘14:10〜15:00美濃戸口15:15
   参加者 32名 (受講生17名、支部会員15名)
     〔1班〕L河野悠二、SL岡義雄、大橋勤、賀澤睦美、川路悦郎、鬼頭勝美、佐々木則行、
         清水茂美、高橋恵子、中村美津子、藤澤京子
     〔2班〕L石井秀典、SL小松原勝久、小山幸勇、高崎一寿、富永真由美、仲谷朋尚、新山晴美、
         濱野弘基、本間俊幸、八木佳苗
     〔講師〕酒井省二、宮崎紘一、野口いづみ
     〔スタッフ〕山本憲一、西村智磨子、大船武彦、北原周子、長瀬秀史、小野勝昭、長門彰
     〔撮影〕飯島文夫


 9月7日(土)初級登山教室として6月上高地・山研に続く2回目の1泊2日の実習登山となる。天気予報は芳しくないが、2500mを越える初めての山行と山行記録を取る実習登山となった。中央道では若干の渋滞と甲府付近では青空ものぞく天気となったが、八ヶ岳は雲の中であった。予定より30分程早く登山口の美濃戸口に着く。スタッフ・ミーティング及び準備体操などをし、2班に分かれ出発。今回は受講生17名に支部会員15名の贅沢な人員構成となった。


北沢沿いの緩やかな道を歩く

余裕の林道歩き


 美濃戸山荘手前で小雨がちらつき始めた。美濃戸山荘では、小屋の人の好意により小屋内に全員入り昼食とした。天候状態から雨具を着用で出発。林道の道を進みハナイカリ、ヤマトリカブトを観察しながら堰堤広場で休息し橋を渡り、ここから本格的な登山道となる。
時々小雨も降り北沢の水量も多い。黙々と歩き赤岳鉱泉に到着。2階4部屋を貸切状態で予約でき、部屋に荷物を置き、最小限の荷物で中山展望台に向かう。小雨の中、展望台からはガスで何も見えなかったが、記念写真では何故か皆笑顔であった。


お茶・コーヒーを飲んでのミーティング

山岳会の概要を聞く受講生


 小屋に戻り夕食後、大部屋に集合し、少々の飲物(アルコール抜き)と茶菓子でミーティングとした。今回の山行のもう一つの目的である初級登山教室卒業後の方向付けとして、日本山岳会、東京多摩支部の概要など説明し、入会の案内をした。受講生から各自の思いをお話しいただいた。就寝時には風雨が強くなっており、明日の天気が気がかりであったが、早々と眠りに着いた。

9月8日(日)

風の中、岩場を通過

スタートは雨も無く、のんびりと


 朝食5時半に合わせ、5時に起床し食堂に下りるとテレビで東京のオリンピック招致決定に登山客が喜んでいた。小雨とガスの中、小屋を6時半過ぎ出発。ジョーゴ沢を渡った所で休息を取り、赤岩の頭までの急登に備える。ゆっくりだが確実な歩きで高度をかせぐ。受講生の成長ぶりを感じる。


硫黄岳山頂にて2班、顔が確認できません

ガスの中、硫黄岳山頂にて1班


 赤岩の頭手前で小休止後、赤岩の頭に出る。雨とガスで硫黄岳は見えない。時々、強風が吹きつける。硫黄岳の広い頂上では、雨と強風で記念写真を撮り早々に下山する。赤岩の頭を通り過ぎ森林帯の登山道で休息する。風もなくホットする。ここから急な下りをこなし赤岳鉱泉に無事到着。小屋の中の食堂で弁当の昼食をとる。小屋に礼を言い雨の中、下山に向け出発。堰堤広場までは、まだ皆緊張していたが、堰堤からの林道は、緊張の緩みと疲労から、若干ペースが落ちた。皆を励まし美濃戸口に全員無事下山。手配の貸切バスで「もみの湯」に入浴し帰路に着いた。
(記録:河野悠二 写真:飯島文夫)

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