初級登山教室登山実習「大岳山」


大岳山

   日時  2013年5月12日(日)
   行程  御岳平9:00〜9:25長尾平9:30〜10:25芥場峠10:30〜11:15大岳山荘11:25〜
         11:45大岳山(昼食)12:25〜12:55大岳山荘13:10〜白倉分岐13:35〜林道出会い
         15:10〜15:30白倉バス停15:48(バス乗車)〜16:15武蔵五日市駅
   参加者28名(受講生16名、支部会員11名、朝日新聞記者1名)
          (L:リーダー、SL:サブリーダー)
     〔1班〕L河野悠二、SL岡義雄、大橋勤、賀澤睦美、川路悦郎、鬼頭勝美、佐々木則行、
         清水茂美、仲谷朋尚、野口正江、藤澤京子
     〔2班〕L石井秀典、SL小松原勝久、小山幸勇、佐々木芳行、高崎一寿、高橋恵子、
         富永真由美、八木佳苗、山本玲子
     講師:酒井省二、宮崎紘一
     スタッフ:竹中彰、山本憲一、西村智磨子、小野勝昭
     撮影:飯島文夫  朝日新聞:石川瀬里


 大岳山これで3回目である。1回目は初心者登山教室の奥多摩三山の最後の山として、昨年9月1日(土)に御岳平から大岳山往復を実施するも、大岳山荘手前で雨が降り出し、その後雷雨となり、そこで登頂を断念し、とぼとぼと雨の中を引き返した。2回目の挑戦は、前回のリベンジとして、初心者登山教室の卒業生で初級登山教室の大岳山(大岳山往復ではなく、大岳山から白倉バス停に下山)を昨年11月17日(土)に計画したものの、雨の天気予報により、あっけなく中止となった。

御岳神社への参道を進む

御岳平で出発前の体操


 3度目の正直で今回の計画は、2回目の再計画となったが、班構成を3班から2班構成にした初めてのパーティー登山となった。また、今回は新聞記者が同行取材することになった。数日前までの天気予報が芳しくなかったが、回復方向であるのを期待し、藤棚が満開な御岳平に受講生の皆さんがそれぞれの思いで集合した。天気は、まずまずであり、今日こそは登頂をの意気込みでスタートした。

芥場峠で休憩

一列に進む


 今回は、御岳神社はカットして長尾平に出た。大岳山荘までは順調に来たが、ここから受講生は初めてのコースで一番のハイライトである岩場の通過を慎重に越え、大岳山頂上に到達した。

岩場の下山は慎重に

岩場が始まった


 生憎雲があり富士山は見えないが、受講生が登った御前山、三頭山が見えており受講生は満足した。思い思いの昼食後、記念撮影し下山にかかる。岩場の下りに慣れていない受講生と登りの登山者との擦れ違いに、登り以上に時間がかかったが無事大岳山荘まで下る。

鎖場も慎重に

ゆっくり下る


 トラバースルートを辿り馬頭刈尾根に出て白倉方面の分岐から一気に急斜面をチゴユリを観察しながらジグザグに下る。緊張と疲労により足の進みが遅くなって、予定のバスに間に合いそうもなくなったので、次のバスに乗ることを受講生に伝え、あわてずに下ることを指示した。その甲斐があってか予定通りの時間にバス停に下山し予定のバスに無事乗車できた。受講生の確実なステップアップを確信した。受講生の満足感と心地よい疲労感が漂う帰りのバス車内であった。
 なお、同行された新聞記者の記事が5月14日朝日新聞朝刊に掲載された。(文/河野悠二)

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朝日新聞