東京多摩支部平成24年度通常総会支部長挨拶


着実に成長するも所期の成果は出しきれていない
 平成24年度支部総会にご参集いただき、ありがとうございました。一昨年2月の設立以降、2年余り活動を続け、本部役員、支部幹事、各委員会、支部会員の皆様のご協力に支えられて着実に成長してきました。
 前年度を簡単に振り返りますと、定例山行、自然観察会、夏のビアパーティー、年始晩餐会など支部会員向けの共益事業に加えて、公益事業に区分されている分境嶺踏査も4回、通算して9回実施し未組織の登山愛好者の裾野拡大、山岳会の新入会員確保にも寄与してきました。サテライトサロンも世話人の皆さんのご努力で定例化され、会員の経験・学識などの披露など会員相互の交流が一層活発化し、これらの結果が支部のホームページ、メールマガジンや会報「たま通信」で広く伝達されています。隣接支部との交流についても、懸案であった埼玉・山梨両支部との交流を4月に雲取山で行ったところです。
 ご承知の通り4月1日付けで、日本山岳会は公益社団法人として再出発しました。これに伴って本部との人事や財務面を中心に一体運営を求められることになり支部規約の改正が今次総会の大きなテーマになっています。かねてより新組織に移行しても支部活動そのものは従来通り、と本部から説明されていますが、やはり我々支部としても公益社団法人にふさわしい活動を模索していく必要があるのではないかと考えています。会員各位からの積極的なご意見をお伺いしたいところです。
 昨年度は「支部の基礎固めと外延的発展」を掲げて、多摩地区在住会員の支部入会促進並びに支部組織の若返り、登山愛好者の裾野拡大を企図しましたが、必ずしも所期の成果は出しきれていません。支部活性化に向けてプロジェクトチームを発足させ検討を重ねていくつかの具体的な方策を含む提言を受けて、少しずつその実現に向けて動き始めたところと認識しております。

従来手掛けていなかった新たな取り組みにチャレンジ
 本年度は、この提言の趣旨も踏まえつつ、少々マンネリ化した支部運営について、まさに支部発足時の「自分たちのための、自分たちで創る、自分たちの支部」のモットーに沿った活動を進めていきたいと考えています。
支部会員の皆さんのお役に立てるような、活動・イベントを工夫したいと思います。そのためには従来手掛けていなかった新たな取り組みにもチャレンジしたいと考えます。その意味で新たな企画である初心者登山教室を成功させ軌道に乗せるほか、多摩地区の高校等の登山関連課外活動への協力などについての調査・企画も手掛け息長く続けて登山への理解者を増加させたいと考えます。ぜひ皆様のお知恵を拝借したいと思います。よろしくお願いいします。
 この2年間、支部活動への参加を呼び掛けて参りましたが、残念ながら支部事業に参加する会員の偏り、固定化を脱していません。神崎さんのように「ヤマを好きになった責任、山岳会に入った責任を」と強気に申し上げるつもりはありませんが、せっかくつくった多摩支部です。山登りに限らないクラブライフの楽しさを実感してほしいと考えます。先般のたま通信でも募集しましたが、皆様の登山に関する記録、紀行文等を発表する場のご提供なども検討したいと思います。まだ支部に加入していないJAC会員にも呼びかけ、各種の伝達手段を活用した活動内容の報告などで支部へのご理解と加入をお願いしたいと思います。皆様のお近くの方々、親しい会員に、ぜひお勧めいただきたいと存じます。

会員の若返りを図る。分境嶺踏査に代わるプロジェクトの検討を
 支部会員の平均年齢はJAC全体と同レベルの70歳弱であり、70歳台以上が半数を超えています。なによりも全体としての会員の若返り、若い会員の入会促進を図ることが必要です。大変難しいところですが、JAC全体に先駆けてこの東京多摩支部で若手会員の拡大を図りたいと思います。昨年も申しましたが、身近なところで、会員のお孫さん達に手ほどきをしていただき、一緒に登ることも良いのではないかと考えます。場合によっては公益的な見地から「孫の日」を設定して広く呼び掛けることなども検討してみたいと存じます。
 本年度で終了する分境嶺踏査に代わる新たなプロジェクトの検討も始めたいと思います。多摩支部を特徴づけるものの一つとして、一般の方々にも大勢参加していただき、新入会員増強にも大いに役立ったプロジェクトでした。支部会員の皆様のお知恵を拝借して、更に前に進めていきたいと考えております。