「氷の花」高尾山シモバシラ観察会報告(2012年度)



日時  2012年1月10日(火)
行程  高尾山口駅9:05―清滝9:10−高尾病院9:30−2号路分岐10:10−3号路分岐10:30−
       かしき谷園地11:10〜20−もみじ台11:35〜45−一丁平分岐11:55−山頂下分岐12:15
       〜20―山頂下ベンチ(昼食)12:30〜13:00―山頂13:05〜10−1号路下山―高尾山口駅
       15:00
参加者 大船武彦、岡義雄、澤登均、西谷隆亘、富澤克禮、高橋郁子、高橋重之、廣田博、
        戸島英昭、戸島篤子、荒木正弘、川越尚子、西村智磨子、城所邦夫河野悠二、笠原 功、
        飯島文夫、柄澤洋城  以上18名                       

 集合場所の高尾山口駅前は比較的静かで以前のような混雑はなかった。実施日直前に5名の方のキャンセルがあったが、18名の参加を得た。
年始の挨拶を済ませ9時05分出発する。清滝駅内のシモバシラを観察、昨年同様のルートをとり東京高尾病院経由で2号路から3号路へ向かう。高尾山は1号路を挟んで南斜面(3号路側)には照葉樹林(暖温帯林)が、北斜面(4号路側)には落葉広葉樹林(冷温帯林)が拡がる特徴を持っている。3号路に入るとアサギマダラ(蝶)の食草として知られるキジョラン(鬼女蘭)が登山道の左右に現れ、丸く虫喰った葉を裏返すとアサギマダラの幼虫を観察することが出来た。また鬼女蘭の名の謂れとされる綿毛の種子を採取することもできた。




かしき谷園地で休憩し、6号路を経由してもみじ台のシモバシラを観察するが発生状態が昨年に比べても悪く、満足のいく観察が出来なかったことは残念であった。 氷の花を造る植物はシモバシラの他に、カメバヒキオコシ、アキチョウジなどシソ科のものが多いが、キク科にもシロヨメナ、カシワバハグマなどに氷の花が出来るものがある。   山頂直下のベンチで昼食をとり、13時05分山頂で記念撮影をしてから1号路を清掃しながら下山し、それなりの回収成果が得られたが、他の入山者に対して何らかのアピールになっていたかも知れない。「ご苦労様」との声掛けもあった。 通常のより若干時間を要したが15時高尾山口駅で解散した。  その後有志による新年会を高尾グリーンセンターで行い盛会であった。  (文、柄澤洋城 写真、澤登 均)