2020年11月 定例山行 鶴ヶ鳥屋山


集合写真

鶴ヶ鳥屋山山頂にて(鬼村)

   日時   2020年11月14日 (土)
   山名   鶴ヶ鳥屋山
   天候   快晴
   集合場所 JR中央線笹子駅
   行程   JR中央線笹子駅(8:25)→林道船橋沢終点→林道黒野田線→山頂(12:30)→
          林道黒野田線→丸田沢(16:00)解散→JR中央線初狩駅
   参加者  L石橋、1班L富永、1班SL鬼村、2班L斎藤、2班SL酒井、3班L広瀬、3班SL小野
          中村(正)、山内、人見、吉田、小池、皆川、加瀬、金山、清水(節)、川合、三ツ井、
          今野、佐久間  計20名
   記録   文/石橋 學 写真/鬼村邦治、酒井俊太、斎藤理恵子

「鶴ヶ鳥屋山・晩秋の静かな低山を歩く」

 カサッ、カサッ、歩を進めると乾いた軽やかな音が周囲に溢れる。晩秋の中央線沿線の山々は落葉が降り積もり心地よい。  2020年11月の定例山行は「鶴ヶ鳥屋山」へ出かけた。
 早朝8時25分、20人が笹子駅前に集合し3班体制で歩き始める。湿っぽく薄暗い林道から船橋沢添いの山道を南に辿って行き、何度か徒渉を繰り返すうちに、一時間ほどで尾根への登り口に着いた。
 標高差150mほどの急登をひたすら耐えると傾斜はいくらか緩む。送電線を潜ってなおも登り続け、黒野田林道を越えるとやがて尾根上の鞍部に達した。本社ヶ丸から東へ続く尾根で、ここまで上がると眼前に広がる展望に気持ちが解放される。

尾根を山頂へ向かう(鬼村)

落葉を踏んで尾根へ急登(斎藤)


 この尾根を東に向かって小さな起伏を繰り返しながら辿って行く。尾根道や小ピークの鞍部には落葉が降り積もり、その中を山靴で歩くと心地よい響きがする。カサッカサッという音を聞きながら1時間ほど歩いて行くと鶴ヶ鳥屋山の頂上に登り着いた。
 正午を過ぎた快晴の空の下、山頂には長閑な空気が漂っている。数人の登山者が憩い、それぞれの時間を、木の間越しに覗く富士山と南アルプスや八ヶ岳を眺め、遮るもののない展望ではないが、控えめながらも心に染みる光景を楽しんでいるように思われた。

山頂から木の間越しの富士山(酒井)


 ずっと山頂にとどまっていたいが晩秋の陽は短く、13時を廻ると急に陽が傾き始める。それで、下山にはまだ2、3時間は必要なので先を急ぐことに。山頂から北東へ向かって標高差200m以上の斜面を急下降する。路面を覆い隠す枯れた落葉はよく滑り、隠された石や木の根に注意しながら下ると、やがて黒野田林道に降り立った。林道開削により崩された尾根に登り返し、緩やかに下っていくと恩賜629号標石の地点でルートが二分する。ここを南東に進み小一時間で丸田沢の沢音を聞くようになり、16時には全員が下り着くことが出来た。後は初狩駅まで林道と車道を歩くだけだ。




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