2020年2月 定例山行 霧ヶ峰高原(霧ヶ峰高原スノーシューハイク)


集合写真

車山山頂にて

   日時   2020年2月24日 (月)
   山名   霧ケ峰高原 車山1925mと高原
   天候   曇のち晴れ
   集合場所 JR分倍河原駅南目、6時30分、マイクロバス利用
   行程   分倍河原南目6:37=国立IC中央高速諏訪IC=R152、R40ビーナスライン=9:53車山高原
          10:18=スカイパノラマリフト→10:25車山山頂10:38→車山乗越11:08→11:40蝶々深山
          11:50→12:30物見岩13:15(昼食休憩)→14:05奥霧小屋14:20→15:10沢渡15:25→16:45
          車山肩17:05=17:25車山高原17:45=ビーナスライン諏訪IC中央高速道路
          =国立IC=分倍河原駅南口20:45 解散
   コースタイム:13時間45分、歩行時間:6時間27分(休憩時間含む)
   参加者  山行委員:L小野勝昭、SL酒井悛太(写真)広瀬雅則(医療)
          支部会員:吉川三鈴(会計)、解良知子、今野知美、奥山陽子(総計7名)
   記録   文/小野勝昭、写真/酒井悛太

■ 行動概要
 霧ケ峰高原スノーシューハイキング当初の計画は、2月22日(土)であったが、荒天の為、24日に変更した。このため、13名の参加予定者が7名になり、レンタルスノーシューは1台となった。 24日早朝の分倍河原駅南口は、無風曇天、気温3℃であった。集合時間には、全員が揃い、マイクロバスにて出発する。中央高速は渋滞もなく、富士山、南アルプス、八ケ岳の山脈を眺めながら順調に走り、予定より早く着いた。
 気温3℃、無風晴天でスキー客で賑わっている。ビジターセンターでスノーシューを1台借り、スカイパノラマリフトに乗り、10分強で車山山頂直下に着いた。 1925mの車山は、冷たい北西の微風が吹いている。

レーダドーム


 その風を受けながら、レーダードームのある山頂に向かって踏み固められた雪の階段状の道を歩くこと5分で、富士山、八ケ岳、御嶽山、南、中、北アルプス、朝日連峰、菅平、妙高山等連山の眺望が素晴らしい山頂に着いた。

北アルプス方面

八ケ岳方面


 記念写真を撮り、参加者思い思いに眺望を楽しんだ後、スノーシューを担ぎ、アイゼンを履いて、車山乗越に向かってスキーゲレンデの脇を下りる。車山乗越手前の傾斜が緩んだ場所で、スノーシューに履き替え、山肌の露出が目に付く高原の雪に覆われた登山道をゆっくりと歩き始めた。蝶々深山へ100m程の高度差をゆっくりと登り切り、雪が風で吹き飛ばされた石ころだらけの山頂に着く。

蝶々深山山頂

蝶々深山へ


 ここで昼食の予定を立てていたが、冷たい北西の風が吹き曝す山頂を避け、40分程で物見岩に下り、昼食をとる事にした。ここからは、今まで歩いて来た車山、これから向かう八島湿原、車山の肩とそこにある小屋がよく見える。その上、北アの穂高岳、涸沢も正面に見え、北穂高岳から右へ落ち込む大キレット、それに続く大喰岳、中岳、槍ケ岳とその右側に連なう後立山連峰のシルエットも良く眺められる。

物見岩


 昼食後、奥霧小屋に向けて、150m程の高度差を再び広瀬委員を先頭にスノーシューウオーキングを始める。奥霧小屋手前の林道からは、雪が消え、沢渡に続く林道は地肌が完全に露出している。陽射が強く、春の様な暖かさの中、汗ばんで歩く事50分程で沢渡に着き、車山の肩に向け、今後の登り坂に掛かる。沢渡から車山乗越への道は、よく踏まれているが、車山肩への道はあまり歩かれていない様で、トレースは途中から消えて無くなった。
 今は、廃屋となっている車山肩小屋を目指して、処女雪を各自、再びスノーシューを履いて思い思いに登高すると、スノーシューの威力に改めて気付いたメンバーも多くいた様である。登り続ける事1時間半弱で、車山肩に着き、待っていたマイクロバスに乗り込み、車山高原ビジターセンターで我々の登山終了を告げ、スノーシューを返却して、帰京の途に就く。中央高速は、2月3連休の終了日で、大月ICの手前から、渋滞が始まり、予定時間の30分遅れで分倍河原南目に到着し、解散した。


■ 感 想
 三連休の最終日、車山高原スキー場に着くと、ヘルメットを被ったちびっこや家族連れのスキーヤーで賑わっていた。スキーヤーの中に混ざりリフトを乗り継ぐと車山に着いた。空は雲一つなく眺望は最高。遠くに真っ白なアルプスの山々。穂高連峰から右にキレットや槍の尖りも教えていただいた。車山の係の人の話によると、昨目までは強風で雨も降っていたという。今回、土曜日の山行予定を荒天予報により変更して下さったおかげだ。山頂の神社でお参りを済ませ、車山乗越に降りたところでスノーシューに履き替えた。この広々とした草原をこれから散策できる喜びでワクワクした。

車山肩

車山神社


 草原は、枯れたススキの根元に雪が敷かれ、先に見えるなだらかな山は少し混ぜたカプチーノのような色をしていた。初めは一列になって歩いていたが、途中から少し列から外れて誰も踏んでいない雪を踏みしめながら歩いてみた。ザクザクして気持ちが良く、自然と笑顔になる。貸切のような霧ケ峰高原の周回は、静かで春の目差しに包まれた穏やかな山行だった。登山教室を終了後ほぼ初参加となる山行で、皆に迷惑をかけないよう緊張していましたが、先輩方や同期の仲間と会話しながらの楽しい山行となりました。ありがとうございました。(奥山)




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