2019年12月 定例山行 大峰・泣坂の頭


集合写真

西沢の頭付近にて

   日時   2019年12月14日(土)
   山名   大峰(1,403m)・泣坂の頭(1,420.7m)
   天候   晴れ
   集合場所 JR中央線 猿橋駅
   行程   8:28猿橋駅発(富士急バス)〜9:00上和田バス停〜9:20上和田バス停発→11:30
          水無山→12:50大峰→13:15泣坂の頭→13:35泣坂の頭発→13:40大峰→15:00水無山→
          16:40上和田バス停 16:45上和田バス停発(チャーターバスにてJR大月駅へ)
   参加者  (A)L石橋、SL清水(茂)、赤坂、石川、三尾、山内、濱野
           (B)L齊藤、SL広瀬、佐久間、人見、植草、加瀬、土田
           (C)L鬼村、SL富永、小野、今野、大澤、中村、内村
           カメラ係:清水(義)、統括係:濱野 (22名:3隊編成)
   記録   文/濱野、写真/清水、大澤

 猿橋駅は快晴で、青空の下、駅舎の北側に目指す山容が遠望できる。2週間前の下見では北側斜面の凍結や標高950m付近から積雪が2cm程度あった為、軽アイゼンは必須としていた。事前の管轄役所への問い合わせでは気温が高い日が続いており雪氷は溶けているとの回答であったが、山は実際に入ってみないとわからず不安が残る。

 定刻9時15分には3隊編成で出発。登山口までは舗装され曲がりくねった生活道路歩きが続く。登山道に入るといきなりルートファインドを迫られる。登山道は落ち葉や獣道らしい踏み跡が至る所に見られ不明瞭である。ここでは目指す山頂方面へ延びる尾根に取り付く為、踏み跡らしい場所や少しでも歩きやすい場所を探し歩く。ここは経験が物を言い、ベテランの清水(義)会員が指南し山頂へ続く尾根への近道を先導してくれた。
 標高900m超える辺りから急登となり、3隊編成の各隊に距離が開き始めた為、各隊で無線を活用しペース配分への配慮を行った。心配された凍結や積雪はない代わりに、急坂に大きな岩や段差が邪魔し歩きにくい。順調に高度を上げ、ほぼ定刻の11時過ぎには最初のピーク水無山に到着。

水無山への登り

ルートファインドをしながら樹林帯を進む

 快晴の水無山山頂から南に目をやると富士山、三つ峠山など御坂山塊が遠望できる。北側には奈良倉山〜大マテイ山へ続く尾根がよく見える。山頂域は非常に広い為、山行委員同士で下山場所が迷わないよう目印を確認し合った。
 この山頂から次のピーク西沢の頭、その先の大峰方面に向け、進行は直角に折れ北西方面となる。広い尾根を下り、西沢の頭への登りに差し掛かると、一部では登山道が不明瞭となり、低木が繁茂し行く手を遮る個所が続くが迷うほどではない。大峰への登りは南面の急登で乾燥した土埃が時折舞い、滑りやすい場所がある為、全体的にペースが落ちた。急登で息を切らせた会員も出た上、頃合いも12時半を回り良い為、予定を早め大峰山頂で短い食事休憩を取った。

大峰から泣坂の頭へ向かう

 目的とした泣坂の頭は山頂域が広く明確な山頂がわかりにくい。速やかに写真を撮り、清水(義)会員から三角点の説明を受け、下山を開始。下山路では、大峰と水無山からの急な下りにおいて慎重な歩行をしたものの、定刻より早い16時過ぎには下山することが出来た。
 当初、参加人数制限の山行だったが、山行委員の協力が複数あり無制限とした。声掛けや目配せ、特に水無山の下山路では足の置き場を指示する等、名前の通り急登で“泣く坂”であったが、転倒や事故者も出ず、無事に山行を終えることが出来た。委員の善意、それに協力する参加者に感謝する山行となった。






上の写真は拡大してご覧になれます。写真上をクリック。