2019年7月 定例山行 栗駒山・焼石岳


集合写真

栗駒山山頂にて

   日時   2019年7月27〜28日(土〜日)
   天候   27日:曇り時折り小雨、28日:曇り後晴れ
   山名   東北・栗駒山及び焼石岳
   行動時間 27日:6時間20分、28日:全員下山まで9時間30分
   集合場所 一ノ関駅
   行程   27日:一ノ関駅=須川温泉→(ゼッタ沢コース・産沼コース)→栗駒山→(往路を戻る)
          →須川温泉=一ノ関駅=水沢駅<素泊まり旅館泊>
          28日:旅館(水沢駅)=中沼登山口→銀明水→姥石平→焼石岳→(往路を戻る)
          中沼登山口=水沢駅・水沢江刺駅
   参加者  L石橋、SL小野、SL鬼村、西村、川島、吉田(27日のみ)、桜井、人見、
          山内、島田(27日のみ)、松川、植草、清水(義)(計27日:13名、28日:11名)
   記録   文/ 写真/

 【報 告】

 梅雨明けを期待する我々をあざ笑うかのように発生した熱帯低気圧。北上しながら発達して台風6号になる。青天の霹靂ともいえるような事態に戸惑いながらも計画通りの実施に踏み切って、心穏やかではなかったが、一度は台風になったものの勢力を強めることが出来ずに消滅し、雨に降られることもなく山行は行われた。

 27日の栗駒山々行・・・一ノ関駅前須川温泉行バス停で集合。前日に3名が体調不良や台風発生を理由として参加をキャンセルし、13名が参加した。又、当日の電車乗り換えの際に1名が捻挫したが手当てを受けて参加した。
 9時発のバス揺られて須川温泉(1120m)に到着。10時50分、硫黄臭が漂う登山口から岩塊の間を登って行くと、背後の空には鳥海山が聳えている。雄大な風景が広がる中、木道脇に咲き乱れるギボウシ等の花々を愛でつつ「名残ヶ原」を抜けて行く。「三途の川」を渡り、「産沼」の畔を通過して山頂直下の急登を登って行くと大きな山頂標識の建つ栗駒山々頂(1626.5m)に登り着いた。一等三角点があって本来は展望が良いのだろうが、台風になり切れなかった熱帯低気圧の影響で曇り空だ。
 山頂には30分ほど滞在して12時には下山を開始。往路をそのまま戻り、16時30分には全員が下り着いた。下山後に水沢駅まで移動し、宿・松村旅館近くの食事処で夕食を摂りながら交流の場をもった。

 28日の焼石岳山行・・・前日朝に軽い捻挫をした人と登降後背部に痛みを感じる人の2名が離脱し、7時半過ぎ、11名で中沼登山口(720m)から入山した。「中沼」(930m)で清々しい開放感を味わった後、リュウキンカやミズバショウ、マルバダケブキ等が咲き揃う登路を辿り、「銀明水」の裏に建つ避難小屋に一部の荷をデポした。

焼石岳山頂

焼石登路のミズバショウ


 ここから雪田の固い雪を踏み、チングルマの穂が揺れる「姥石平」を通過すると、ほどなく焼石岳山頂(1547.3m)に登り着いた。ここにも一等三角点があるが、生憎の曇り空で展望はない。周囲にはツリガネニンジンやハクサンフウロ、ミネウスユキソウ等の花々が咲き乱れ素晴らしく心地良い。銀明水に荷をデポしたおかげで予定より早い11時30分の到着だったため、東焼石岳への周回コースに誘われそうにもなったが、展望が利かないこともあり、無理をせずそのまま往路を戻ることとして12時には下山を始めた。


焼石岳・丸沼

焼石岳山頂に咲くツリガネニンジン


 雪田を下り中沼までは滞りなく行動。中沼の開放的な眺望に癒されて、気持ちを新たに登山口まで続く下降路を下って行く。樹林の中の登山道を辿るとやがて中沼登山口に下り着いた。17時30分頃に解散し、タクシーに分乗して水沢江刺駅へ向かった。





上の写真は拡大してご覧になれます。写真上をクリック。