2019年6月 平日山行 黒川鶏冠山山行


集合写真

黒川鶏冠山山頂にて

   日時   2019年6月20日(木)
   天候   曇り時々雨
   集合場所 塩山駅南口 8時15分
   山名   黒川鶏冠山 1716m
   行程   塩山駅南口8:30=(タクシー)=9:10落合登山口→(ハンノキ尾根)→
          10:15横手山分岐→鶏冠山最高点→11:20鶏冠山神社11:30→尾根(昼食)→
          黒川山・鶏冠山分岐→黒川山(三角点)→見晴台→13:10黒川山・鶏冠山分岐
          →横手山峠→13:47六本木峠→14:05梅の木尾根分岐→14:40柳沢峠
          =(タクシー)=15:30塩山駅南口
   コースタイム 5時間30分
   参加者  鬼村邦治(L)、石橋学(SL)、小野勝昭、西村智磨子、石川さとみ、関口順子、大沢則彰、
          中尾理絵、佐古明美、中村正之、前田明代、植草由利、小河今朝美、総計13名
   記録   文/鬼村邦治、関口順子 写真/鬼村邦治

■行動概要:(鬼村邦治)
 曇りの予報であったので、決行となった。8時15分には塩山駅に全員集合した。都内よりは空が明るい。ジャンボ1台とタクシー2台で登山口に向かう。まだ工事中の所もあるが、道路が新設され幅も広げられて走りやすくなっている。運転手によると以前50分かかっていたところが30分に短縮されたとのこと。

準備体操

登山口


 登山口で各自準備体操と自己紹介をし、全体の登山道の状況を説明した後、石橋SLを先頭に出発する。空は明るくところどころ日が差してくる。道は整備されており、歩きやすい。鹿の食害は相当なものである。食害を避けるためにネットが張ってある領域は植生が保たれているが、それ以外では下草が全然生えていない。すべて食べられているようである。登山道は歩く面が平らに整備されており、くずれたところは新しい石垣で補修されている。
途中2度ほど休憩をとりながら高度を上げていく。横手山への分岐のあたりで小雨が降り出し、雨具をつける。一旦やんだが、鶏冠山の頂上へ登る斜面で、かなり強く降り出す。この場所だけは斜面が急で、木の根が表面に出ているので、慎重に歩を進める。この急斜面を登ると鶏冠山の最高点であるが、正式の指標はない。そこをやや下って先に進むと鶏冠山神社があり、そこには黒川鶏冠山の道標が立っている。それまで強く降っていた雨が止み、日が差してくる。

山頂にて(2)

登山道を行く


全員で祠を囲んで記念写真を撮る。ガスがでて遠くの景色は期待できないので、見晴台で昼食の予定を変えて、鶏冠山の急傾斜を下りた広場で昼食休憩にする。皆さんそれぞれ食べ物を交換し、楽しんだ。これも団体登山の楽しみか。
雨も止んで、歩きやすくなって、黒川山の三角点を見て、見晴台にでるが、案の定視界は不良で何も見えない。早々に退散し付近のつつじを愛でながら、下山する。横手山峠を過ぎたあたりで1週間前の調査山行では熊に遭遇したが、今回は鹿が2頭草を食んでいる。逃げもせずこちらを見ている。

ガスに曇るツツジ

ガスの中でツツジを鑑賞


傾斜が楽な下りが続き、六本木峠を過ぎて、梅の木尾根を過ぎて、大きなブナの木を見ながら柳沢峠に到着。すこしぱらつき始めたが雨具を装着するほどではない。各自着替え整理体操をして、帰りのタクシーを待つ。塩山駅で15:40解散。

感想(関口順子)
梅雨入り後の山行で、天候を気にしての出発となった。出発前、地図を広げると南北に鶏冠山、登山教室で登った大菩薩峠、山行で訪れた大蔵高丸とあり、偶然とは言え縁を感じた。出発時は晴れていたが、途中、雨に降られ、木の根が複雑な急登は滑らない様、注意した。 山のつつじの鮮やかなオレンジ色が新緑に映え自然の美しさを改めて感じた。下山中遠く霞の中、二頭の鹿が木々の間を通り足を休め、東山魁夷の絵を見ているようだった。

柳沢峠でホット一息




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