2019年5月平日山行 「鳴神山」


集合写真

鳴神山山頂にて

   日時   2019年5月9日(土)
   天候   晴れ、霞みのかかる状態で時々陽が射す。気温はやや高め。しかし、まだ凌ぎよい。
   山名   北関東・鳴神山
   集合場所 JR桐生駅北口 「おりひめバス」吹上行きバス停8:40集合
   行程   9:30吹上バス停着 9:45発=駒形登山口10:08→水場通貨11:02→肩の広場11:40→
          山頂(桐生岳)11:53着、食事後12:30発→12:50椚田峠13:15発→駒形登山口14:35→
          14:51吹上バス停=バスでJR桐生駅へ戻る
   参加者  L石橋學、SL鬼村邦治、小野勝昭、中原三佐代、西村智磨子、酒井俊太、
          佐久間まさえ、近藤節郎、人見茂子、吉川三鈴 総計10名
   記録   文/石橋 学 写真/石橋 学、酒井俊太

群馬県桐生市にある「鳴神山」の標高は1000mにも満たないが、カッコソウ、ナルカミスミレ、ヒイラギソウ、ヒトリシズカ、アカヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジ等が自生する花の山。春のこの時期には新緑とともに、これらの花々が咲き乱れる別天地だが、但し遠い。5月の平日山行ではこの「鳴神山」に登った。 バス停を9:45に発ってから林道を駒形登山口まで歩いて30分弱かかる。更に少し舗装路を歩いてから山道へ入り、林間の緩い登路で高度を上げて行く。中間地点まで約1時間たどり、やがて開けている水場に着いた。樹林内のヤマツツジや岩壁に咲くミツバツツジが美しい。

ヤマツツジ

水場


水場を通過し「肩の広場」の手前で、ナルカミスミレを一輪発見。広場の反対側に様子を見に行くと、そこにはカッ コソウはなかったが、ナルカミスミレが咲いていた。直下の岩場を通過して、12時前に雷神岳神社のある山頂に出 た。写真を撮った後、昼食に。男体山、女峰山、太郎山、日光白根山、皇海山、袈裟丸山、上州武尊山、谷川岳、浅 間山・・・。クリアではないが広い展望があり、栃木・群馬県境付近の山々を眺める良い展望台だった。

日光連山

ナルカスミレ


この山頂には三等三角点があるはずだが、周囲を探しても見つけられなかった。12:30に下山を開始して椚田峠を目指す。稜 線上のアカヤシオは既に散っており、華やかさが失われていた。代わりにミツバツツジとヤマツツジが咲き始め、 それらを見ながら歩みは進む。20分ほどで椚田峠に到着後、荷を置いてカッコソウ群生地へ行ってみた。その場に いた保護団体の人から話を聞く。地下茎で増えること、花粉で増える四国のカッコソウとは全く別種で古い時代の もの。杉の植林を間引きたいが、絶滅危惧種に指定されて保護活動ができなくなっている、等々。この群生地の中に ヒトリシズカがひっそり咲いていた。

カッコウソウ

椚田峠(クヌギダトウゲ)


ヒイラギソウ


13時過ぎに峠から下り始める。途中でヒイラギソウの保護地で時間をとって鑑賞。更に下って駒形登山口を通過 し、気温が上昇する中を14:51に吹上バス停へ戻った。バスが桐生駅優駅に着く時間が5分ほど早く、おかげで ゆとりを持って両毛線に乗ることができた。






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