2018年6月定例山行/「毛無山」


集合写真

毛無山山頂にて

   日時   2018年6月2日(土)天候:晴・曇、微風
   集合   JR高尾駅南口、午前6時30分、マイカー4台で移動
   行程   JR高尾駅南口出発6:45=圏央道高尾IC=中央高速=相模湖IC7:40=河口湖IC=R139=
           西湖・精進湖・本栖湖=9:00道の駅朝霧高原9:15=東京農大富士農場・朝霧ジャンボリー
           オートキャンプ場=9:25麓駐車場868m9:45→毛無山登山口9:55→10:17不動滝見晴台
           10:27→11:06ヘリポート1343m11:16→11:50 6合目1548m11:55→12:10富士山展望台→
           12:20地蔵峠分岐点・稜線1920m12:30→12:50毛無山1945.5m昼食13:45→14:03大見岳
           1964m14:15→14:30毛無山14:35→15:05 8合目→15:15 7合目1672m15:25→16:05ヘリポー
           ト16:20 →17:00 3合目→17:27毛無山登山口→17:30金山神社17:35→17:40麓駐車場
           17:55=18:10道の駅朝霧高原18:25(解散)=20:18高尾駅南口
   コースタイム: 約7時間
   参加者  (山行委員7名)CL:小野勝昭、L:酒井俊太、L:高砂寿一、L:鬼村邦治、
           SL:富永真由美、SL:西山さより、SL:斎藤理恵子
           (支部会員11名)島田恭一、杉崎敬子、石塚嘉一、松川信子、西村智磨子、野口いづみ、
           内村直子、山内ひとみ、人見茂子、中尾理絵、野口正江 総計18名、
   記録   文責:小野勝昭、写真:高砂寿一


 定刻通りに集合した全員は、4台の車に分乗して毛無山麓駐車場に向かった。圏央道高尾ICに入ると直ぐに渋滞に出会い、中央道河口湖IC経由R139号にある、道の駅朝霧高原に、立ち寄った時は、既に予定より約1時間が過ぎていた。毛無山麓駐車場は、25台程駐車があり、我々は、駐 車場の真中に縦列駐車をした。駐車料金4台分2000円を料金箱に入れ、出発準備を整えた。全員の自己紹介、コース概要と注意事項の伝達を終え、3班に分かれて出発した。

 麓駐車場の標高は、868m,毛無山は1945mで、標高差1077m。この尾根の歩行距離は、約2.5kmなので、単純計算では、約243.4m歩く事で、100.8mの標高を稼げる急傾斜の短い尾根を歩く事になる。更に、6合目からは、大岩と木の根の張り出しのある急斜面に、6〜9mの固定ロープのある場所が、9〜10箇所稜線直下の富士見展望台まで続いている。ここは、上る時には、目の前にホールドとスタンスが見えるので、危険とは感じないが、下る時には、下降点に立たなければ、その下のルートが見えない。しかし、今朝は、山の上部には、雲が掛かっているが、降雨の心配はなく、道は乾いており、毛無山登山口までの歩き振りを見て、我々は、事故もなく山行を果たせるだろうと考えた。駐車場から左折し、麓集落のゲートを超えて、幅広い道を進み、堰堤の左側を超え、涸沢になっている金山沢を渡る。15分程で左の地蔵峠への道と分かれ、右の急な坂に取り付く。各班は、急な樹林帯を順調に登り、不動の滝見晴台に30分程で着いた。



急登

駐車場と毛無山方面



 衣服調整を行い、3段に分かれている不動の滝を遠目に見た後、急坂を1時間強登って、4合目半のヘリポートに着いた。



ヘリポート

大岩



 雲の切れ間から薄陽が射し込む。ここで、小休止を取り、再び急坂を全員息を切らしながらも6合目に順調に着いた。ここからは、固定ロープの箇所が連続するが、慎重に足を運び正午過ぎに富士山展望台を通過した。急な斜面には山ツツジが咲いている。



急登

ヤマツツジ



 やがて、主稜線に出て、左の地蔵 峠への道を見、右折し、三つの小さな起伏を超えると毛無山山頂に着いた。そこでは、既に20名程の登山者が昼食を摂っていた。富士山は雲で眺めないが、山頂の南東側は樹林が少なく、眼下に麓の集落が見えた。山頂で昼食を摂り、集合写真を撮ってから、毛無山最高峰の大見岳に、荷物をデポして向かった。開けた草原状の細い登山道を15分程進むと左手灌木の中に、約3m程の小高いピークがあり、古びた標識に「大見岳1964m」と記してある。北西側は、樹林におおわれ眺望は無い。小さな頂きに全員が登って記念撮影を済ませ、足早に毛無山山頂に戻ると、大勢いた他の登山者は、去り、元の静かな山頂に戻っていた。 下山予定時刻を過ぎているので、下山時の注意事項を伝えて、下山開始した。往路を戻るので、ルートは分かっており、皆順調に足を進めた。稜線上の地蔵峠分岐点を左に折れ、直に急坂を一気に下り始めた。富士見展望台を過ぎると、固定ロープの張ってある急傾斜の歩き難い場所が連続した。全体重を掛けるには、心細いが、バランスを保つ為の支えには使える固定ロープを利用して、先頭の者が降りると、上からは見えないが下からはスタンスが良く見えるので、2番目の者に足場の場所を助言をする。そして、2番目の人は、3番目の人に助言をすると言う事を繰り返し、全員が怪我もなくこの難所を通過した。毛無山山頂から、1時間程で、中間地点へのヘリポートに着く。ここで、全員の緊張も解けて、再び賑やかなお喋りが戻った。



ヘリポート

不動の滝



 一休みした後、不動の滝を見て、再び金山沢を渡り返し、麓の金山神社に「事故も無く、山歩きを終えた事を感謝」し、駐車場には、出発時間が1時間遅れたにも関わらず、予定の下山時刻に着いた。全員の健脚にも感謝する次第である。我々が、最後になった駐車場を早々に出、道の駅朝霧高原でトイレを済ませ、解散をした。



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