2016年9月 平日山行/堂平山


堂平山山頂

堂平山山頂にて

   日時   2016年9月15日(木) 雨のち晴れ
   集合   JR八高線、東武東上線小川町駅前 9時
   コース  小川町BS9:25=バス=9:52皆谷BS10:05〜10:41萩平分岐〜10:43T字路〜10:58
          外秩父七峰縦走ハイキングコース登山口(標高471m)11:08〜12:20笠山12:50
         (昼食)〜13:10笠山神社13:20〜13:50籠山のタル14:00〜14:20堂平山14:40〜
          15:12白石峰15:22〜16:07白石BS16:26〜17:06小川町BS 解散
   参加者  小野勝昭L 河野悠二SL 石津谷悦郎 荒井俊雄 川尻久美子 5名
   記録   文/小野勝昭 写真/河野悠二

 前日からの雨が15日午前5時過ぎにはバケツの底をひっくりかえしたような土砂降りとなっている。天気予報は埼玉県東秩父村は「雨のち曇り、時々晴れ間もある」ので予定どうり実行する。集合場所の八高線小川町駅は曇天であるが道路は濡れていて既に2名の参加者が待っていた。参加者5名は自己紹介をし、皆谷BSにバスで向かう。小川町の街並みを出るとバスは10分程度で東秩父村に入り槻川に沿って進んで行く。晴天の時には左手に笠山・堂平山と共に比企三山と呼ばれている大霧山(766.7m)や秩父高原牧場が眺められるが今日は雲が掛かっていて全く見ることが出来ない。30分程度で皆谷BSに着き、準備体操をして出発する。皆谷BSから白石方面に進むと直ぐ左手に道標がある。道路の右手民家に良く目立つ花、エンジェルトランプが咲き誇っていた。道標に沿って民家の脇を荻山へと歩く。途中何度か車道と登山道を繰り返しながら登るが、今日は誰も歩いていない様で、登山道には蜘蛛の巣至る所に張ってある。
 雲が低く垂れ籠めている為西側の槻川、県道を隔てて眺められる大雲山や秩父高原牧場も見えない。やがて車道の左側壁に大きな荻の花が咲いている荻平の集落に着いた。車道前方の東屋には道標があり左に折れて坂を下り御堂川に掛かる橋を渡ってT字路を過ぎると右側に登山道入り口の標識がある。ここからは外秩父七峰縦走ハイキングコースともなっている。


笠山山頂にて

登山道に取り付く


 雑木林の中、濡れている登山道を歩くが途中には作業道や林道が数カ所交差しているので道標に注意して歩く。登山道には昨夜から今朝の雨で山栗がたくさん落ちている。登山口から1時間10分程で堂平山の分岐に着く。目の先に笠山西峰があり笠山の標識が立っているので昼食をする。三角点のある笠山東峰へは10分程度ある。日射しが無いので冷蔵庫内のような西峰は、汗を拭いた身体とは気持ち良い。記念撮影をした後岩枝をゆっくり歩いて20分程で笠山神社に着く。展望は良く無いが前方には栗山、きり通しからの急な登山道があり腰越や小川町の街並みが見える静寂なたたずまいへの古い神社である。
 笠山西峰に戻り、デポしてあるザックを背負って堂平山の分岐点にある道標に沿って一気に下り笠山峰、更に歩いて林道栗山線と交差する籠山のタルへと出た。ここからは慈光寺、西平へのコースもある。
 林道を横切り尾根道を進むと旧道と新道の標識があり、良く踏まれている新道を歩く。一汗かいた思われる時、急に暗い樹木帯の道が開けて目の前に芝生のなだらかな山腹が現れた。堂平山山頂手前のパラグライダーが出来るところがある。
 ときがわ町に続いている車道を5分程登ると、ときがわ町の施設「星と緑の創造センター」と「堂平天文台観測ドーム」があった。敷地に沿っての登山道を少し歩くと1等三角点のある堂平山頂についた。雲天のため眺望はないが山座案内板を見ると雲取山が印してあるので好天時には雲取山が見えるのか?と少し驚いた。記念撮影をして下山を始める。


タマゴダケ

ギンリョウソウモドキ


 堂平山からは観測ドーム下の車道を歩いて行けるが、敷地の右側に沿って登山道があり学習体験道の標識がある道を行く。やがて車道に出ると右側に無線中継所のアンテナがあり、更に歩くと前方に又アンテナが見えY字車道に出た。左の塗装道路を歩いて行けば駐車場、トイレ展望台があり白石峰に出る。Y字車道の中間の道を登ると丸太の階段があり、登りきった所に無線中継所があり剣ヶ峯大神の石碑があった。隣接する雨量観測所フェンスから右に折れ雑林の道を下って行くと車道が交差する白石峰に出た。ここからは丸山や縦走ハイキングコースの定峰峠、大霧山へと続く道がある。
 峠にある東屋の下に白石BSへの道標に従って下り始め、槻川源流と思える川沿いを黙々と下ると途中からは塗装してある林道となり左手に白石キャンプ場が見えてくると直ぐに大槻川に掛かる橋の手前に白石BSがあり、1時間ほどで着いた。そこには東屋があり、トイレは大槻川の対岸にあった。16時26分発のバスに乗り小川町には17:06に着いて解散する。5名の参加者は雲天の中、平日山行を予定通りに実踏した事の満足感を味わっていた。





上の写真は拡大してご覧になれます。写真上をクリック。