2016年4月 定例山行/八方尾根


鍋割山山頂

唐松岳山頂をバックにして

   日時   2016年4月23〜24日(土・日)
   コース  1日目
          7:00JR高尾駅南口7:15→8:15双葉サービスエリア(朝食休憩)8:35→9:34
          安曇野インターチェンジ→9:57ファミリーマート10:31→11:20アルパインホテル
          13:00→14:35バス組と合流・明大小屋に向け徒歩開始14:45→15:25小屋→
          17:30夕食→21:30就寝
          2日目
          起床4:00→5:20朝食等6:05→6:40リフト乗り場7:00→7:30八方池山荘8:25
          →8:50八方ケルン9:05→10:00大休止2,230m付近10:10→11:10 丸山ケルン
          11:30→11:50アイゼン装着12:05→12:30唐松岳頂上山荘の旗が見える直前のピーク
          →15:40リフト→15:20八方池山荘→16:10ゴンドラ下駅・帰途18:00
   参加者  小野勝昭(L)、濱野弘基(SL)、酒井俊太、西谷可江、本間正士、仲谷朋尚、
          清水茂美、富永真由美、市川俊彦  9名

1日目
 マイカーとバス組の二手に分かれ出発。先発組は7時にJR高尾駅南口で待ち合わせ高尾インターへ入る。空には厚く低い雲が出ているものの、現地は晴れの予報。双葉サービスエリアで朝食休憩。リーダーから参加する山行委員の役割分担が発表された。雲が邪魔をして全景は拝めなかったが、左手に鳳凰三山が見え出す。入笠スキー場、八ヶ岳連峰を眺め、9時過ぎに北アルプスが顔を出す。安曇野インターチェンジで下車。この時間になると快晴となり、遠望が楽しめた。
下車して道路から山座同定するに際し、有明山という山をリーダーが解説してくれた。ちょうど富士山の上部がもう少しえぐられたような特徴ある山容だ。ファミリーマートで軽食休憩。駐車場で5万分の1地図を広げ、眼前西方に見える大天井岳、常念岳、北方に見える鹿島槍ヶ岳、五竜岳を遠望。11時20分、アルパインホテルに到着した。注文していた食材をスーパーで受け取る。ホテルで着替え、荷物整理しリフト乗り場のカフェレストランで遅い昼食を取り、後発バス組を待ち、バス組と合流した。アイゼンを装着し、眼下に見える明大小屋に向け歩行開始。3時25分、小屋に到着。それぞれの役割分担で、食事準備、布団準備、入浴を済ませた。
5時30分、ビールで乾杯のあと夕食を開始した。メインはカツカレーだが、大ぶりの肉で皆大満足の様子であった。小野リーダーから明大山荘の歴史や現状を説明していただき、山の思い出話に花が咲いた。翌日の朝食の仕込みをしつつ、後発組の入浴後、9時30分就寝。


明大山寮出発前に

明大山寮で乾杯


2日目
 4時起床。前夜のカレーの残りと仕込みをしてあった雑煮で腹を満たす。天候は快晴。眺望に期待が持てる。リフト乗り場からは、立派な双耳峰を持つ鹿島槍ヶ岳や五竜岳が眼前に見える。八方池山荘に到着。ロッカーに荷物を預ける。8時25分、八方池山荘を出発した。八方ケルンを通過。白馬岳方面に雪崩が発生し、生で見ることが初めての会員は興奮していた。丸山ケルンにて短い昼食休憩を取る。


五竜岳を左に見て唐松岳を目指す

鹿島槍ヶ岳・五竜岳・白岳


唐松岳不帰三峰二峰

唐松岳不帰三峰二峰一峰を背にして



 眼前西方には、「不帰ノ嶮」と呼ばれるキレット1〜3峰が見える。足場の良い場所でアイゼン装着してすすんだが、唐松岳頂上山荘の旗が見える直前のピークで、バス時間を考慮し引き返すことを決断した。一同落胆するも再挑戦を誓った。気を取り直し帰途へ。
3時20分、八方池山荘へ帰着。装備品の収納や荷物整理をしリフト、ロープウェーを乗り継ぎ、ゴンドラ下駅へ下山。登頂はできなかったものの、天候に恵まれたこと、本格的な雪山歩行という目標を達成できたこと、参加会員から評価の声が出た。徒歩でホテルへ向かいバス組は時間がないため入浴後5時に、自家用車組も入浴及び片づけ、場所貸しを頂いたホテルへのお礼後、6時頃、帰途に付いた。 
(記録文/濱野  写真/酒井)





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