2016年3月 定例山行/鍋割山


鍋割山山頂

鍋割山山頂にて

   日時   2016年3月20日(日)
   コース  新松田駅7:45集合=富士急湘南バス寄(やどりぎ)行き7:55発=8:20寄=準備
          8:40出発→10:27櫟(くぬぎ)山10:35→10:53栗ノ木洞→11:20後沢乗り越→
          11:40標高955mのF表示点 昼食 12:10−12:35H表示点→13:03
          鍋割山山頂13:30→14:25後沢乗越→15:10二俣→16:35大倉バス停解散
   参加者  鬼村邦治(L)、酒井俊太(SL)、木谷嘉子、仲谷朋尚、高砂寿一、本間正士、
          西谷隆亘、西谷可江  8名

 晴れの天気予報だったが、駅に着く前からかなりの大粒の雨が降り出した。気象庁の高解像度降水ナウキャストで見てもらっても、薄雲があるだけという情報なので、天気は良くなるとの見込みで出発した。バスは登山客でほぼ満員。寄(やどりぎ)でもかなりの雨が降っているので、全員雨具装着、準備体操ののち、本間さんにペースメーカになってもらい出発、最初は茶畑の中のつづら折れの道をゆく。コンクリート舗装してあり、かなりの急傾斜がつづく。枝垂桜が有名な土佐原であるが、まだつぼみ状態である。遠くに早咲きの桜が満開である。30分ほど歩くと、雨がほとんど止んだので、全員雨具を脱ぐ、これで涼しく、歩くことができる。山道に入るとところどころに鹿よけのフェンスがあり、扉を開閉して道をゆく。登山道のすぐわきに欅の大木があり、地上50cmあたりに直径10cm程度の洞が開いている、2日前の調査行では天気だったので日本ミツバチが数十匹出入りして、歩いているとぶつかってきたが、今日は雨模様で1匹見るだけ、活動はお休みのようだ。約2時間で櫟(くぬぎ)山に到着。ここまでの登りは急であるが、この頂上は草原で開けており、天気がよければ見晴らしがよい。今日はガスで覆われ、視界は確保できない。残念。もう少し上り、栗の木洞に到着、林の中に道標があるが、名前のいわれはどこから来たのか。栗の木らしいものはない。ここを過ぎると一気に下りとなる、約100mを下って平らな尾根道になり、少し行くと後沢乗越にでる。


茶畑の中を行く

寄 出発準備


 ここから右に降りるとそのまま下山道となる。頂上は進行方向でここから山頂まで450mの急登がつづく。50分登ったところでFの表示のあるやや平らな場所がある。ここで昼食をとる。幸い雨がやんでいるので食事は快適にできた。30分の昼食休憩ののち出発、エネルギーが補給され、みんな元気が出ている。この時間になると下山してくる人が多くなってくる。道がぬかるんでいるので、すれ違いに時間を取られる。木道を行き、鍋割山山頂に到着。全員で旗のもとに記念写真を撮る。山頂は盛況で200名以上が登っている。ここは鍋焼きうどん(1000円)が名物で注文すると30分待ち、かなりの分量でいろいろなものが入っておりおいしそうだ。調理に必要な水は四十八瀬川の水を二俣側から登ってくる人にボランティアで運んでもらっているようだ。


鍋割山荘

急な上りに入る



 30分休憩後下山、雲が少し晴れ下の町が見えてくる。しかし今日は、景色は残念の一言。泥に足を取られないように慎重に歩を進める。1時間弱で後沢乗越に到着。 また雨が降り始める。ひどくはないがパラパラと落ちてくる。谷への下山道は歩きやすい。
ほとんど下に降りたところで道が沢の中を歩くようになる。ここで、泥で汚れた靴を洗いながら二俣に到着すると、あとはひたすら砂利の林道(車通行不可)を下りていく。右側は四十八瀬川の淵に落ちているので要注意。しばらく行くと対岸の淵の下にカモシカが歩いているのを発見。しばらく動いていたが、対岸の森の中に消えた。単調な道にも何かの発見がある。林道の終わりはゲートが閉まっており、左側の林の方向へバス停25分とある。
この林でせっかくきれいになった靴をまた汚すことに。林を抜けて大倉のバス停まで、舗装道路を行く。バス停到着。16時30分。ここで解散する。ここのトイレの前には汚れた靴を洗う設備(洗い場、水道、たわし類)が4か所あるが20人くらいが列を作っている。次々到着するので列は短くならない。朝夕小雨で、ガスの中の山行だったが、それはそれで楽しめた一日だった。
(記録文/鬼村  写真/酒井、鬼村、高砂)





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