2016年2月 定例山行/北横岳・坪庭


北横岳山頂

北横岳北峰山頂にて

   日時   2016年2月27日(土)
   場所   北横岳・坪庭
   コース  JR高尾駅南口モスバーガー前付近6:40集合・出発=マイクロバス=
          9:30北八ヶ岳ロープウェイ駐車場=坪庭にてアイゼン装着登山準備10:20出発
          →11:03雨池峠分岐→11:10北横岳ヒュッテ→11:25北横岳南峰→11:35
          北横岳北峰→12:00北横岳ヒュッテ・昼食12:30→13:05坪庭・北横岳分岐→
          13:20ロープウェイ山頂駅13:45ロープウェイ乗車=ロープウェイ下車後、休憩
          14:30マイクロバス乗車=17:15JR高尾駅南口着解散
   参加者  L小川武、宮崎紘一、小野勝昭、木谷嘉子、仲谷朋尚、広瀬雅則、濱野弘基、
          酒井俊太、清水茂美、西村智磨子、佐久間マサエ、中村正之、中村美奈子、
          川崎真琴  計14名

 出発時間を10分程度遅れ、参加14名で6:43分に高尾駅を出発した。20人乗りのバスであったが、各自のザックも場所を取る為、丁度よいスペースのバスであった。薄曇りのなか出発したが、高速道路の走行が進むにつれ、青空が見えてきた。中央道では、8:00双葉サービスエリアで休憩を取った。休憩を終え出発すると、小川リーダーから、降雪が少ない状況を鑑み、スノーシュー歩行からアイゼン歩行とし、登山道も坪庭〜縞枯山南面ハイクから、坪庭〜横岳登頂へ計画変更が発表された。車窓からの山の展望は、左手に富士山が見え出したのを皮切りに、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳。途中、千丈が岳、北岳等が少し顔を出していた。しかし、八ヶ岳方面は薄雲が見えており、その時点で北八ヶ岳からの遠望への期待は薄くなり、車内では残念な声が漏れていた。


坪庭にて

縞枯山


 9:30、北八ヶ岳ロープウェー駐車場に到着。下車すると体感気温は暖かく、各自ウェアの調整を行っていた。降雪が少ない情報があるにもかかわらず、駐車場にはかなりの車が駐車していた。10分間隔で出ているも、100名定員のロープウェーは多数のスノーボーダーやスキーヤーでラッシュ電車並みの混雑であった。降車後、ロープウェーで山頂駅に移動し、リーダーの号令で全員、装備品の装着を行った。10:20、小川リーダーを先頭、宮崎リーダーが後方に付く14人の大きな班体制で登山開始。所々に薄雲があるも、青い空と白く雪を被った山や登山道とのコントラストが綺麗であり、楽しく会話をしながら歩みを進めた。登山道はロープウェー乗り場で事前に情報が入っていたとおり、坪庭は岩場が出ており、雪も踏み固められた状態でアイゼン歩行の選択が正しいことが明らかとなった。11:03、雨池峠分岐に到着、北横岳の登りにさしかかると右手に北から雨池山、雨池峠、縞枯山が良く見えた。


北横岳中腹の山ガール

北横岳


 アプローチが良い山域であり、雪山の初心者から初級者向けとして各種ガイドに掲載されていることからか、ツアー催行中なのか、登山客は多かった。途中、足場が良い為、ペース良く登り、白樺林も見ながら、11:10分、北横岳ヒュッテに到着。途中、複数の登山者から、ツアー登山かどうかを尋ねられ、山岳会での山行であることを告げた。11:25、北横岳の南峰に登頂し遠望をするも、アルプス方面は雲が邪魔をして望めず。風が通る場所では、見事な樹氷が見られ、撮影する登山者もいた。11:35北横岳の北峰に登頂し、他グループの登山者に依頼をし、蓼科山をバックに14人全員で記念撮影を行った。各自、個人での撮影を行うも、風が強く寒い為、長居出来ない状況であった。


北横岳南峰山頂と蓼科山

北横岳南峰からの南八ヶ岳方面


 12:00北横岳ヒュッテに下山。山頂付近に比較し風がない場所であった為、昼食休憩となった。ヒュッテが休憩エリアを仕切っていたが、そのロープを越え、小屋職員に怒鳴られる別グループ登山者がいた。(ロープ内に小屋道具が埋まっているとのこと)12:30北横岳ヒュッテを出発。復路は、小川リーダーと宮崎リーダーで相談し、坪庭までは往路を戻り、そこより坪庭・北横岳分岐方面を経由し、山頂駅へ向かうこととなった。午後は予報どおり、空を見ると雪雲と見られる黒い雲が西から勢いよく流れてきていた為、風が強く体感温度が下がり、各自フードを被り風に耐えていた。13:05、坪庭・北横岳分岐を通過し、13:20、ロープウェー山頂駅前に到着した。予定より1時間早く下山した為、各自、装備品を外した後、山頂駅付近の強風を活用した小川リーダーのツェルトを使用した防風方法説明が行われ、各自で体験し、ツェルトが緊急時に活用するだけでなく、風がある時の休憩を暖かく過ごす等、身近に使用できる装備品であることが伝えられた。13:45、ロープウェーに乗車し、駐車場へ下山し、ロッジで休憩を取った。山頂駅付近は風邪が強く寒かった為、各自好みで、お茶、ケーキセット、缶ビールを手配し、暖かいロッジ内で歓談を楽しんだ。14:30、ロッジ入口にバスが到着し、全員乗車、高尾駅への帰途についた。 今回は予定より参加者が増え、帰りのバスで一人あたり1,000円の返金がなされ参加者から笑顔が見られた。出発が1時間早まった為か、中央道は全く渋滞がなくスムーズ、予定より2時間程度早く17:15分には高尾駅へ到着し、解散となった。
(文/濱野弘基、写真/酒井俊太)





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