2015年12月 定例山行/赤城山


黒桧山山頂

黒桧山山頂にて

   日時   2015年12月12日(土)
   コース  吉祥寺6:10発(2台の車に分乗)−6:40関越自動車道入口ー6:55三芳PA休憩
          7:05−7:45上里SA休憩7:55−9:00大沼駐車場9:25出発〜9:45黒桧山登山口
          〜10:00猫岩〜10:30平坦地休憩10:40〜11:25黒桧山山頂〜11:30展望台昼食
          12:00〜12:15黒桧山下山開始〜12:55駒ケ岳休憩13:10下山開始〜13:58駒ケ岳登山口
          〜14:03覚満淵入口〜覚満淵周遊14:25〜14:30大沼駐車場14:50出発帰途に就く
   参加者  L鬼村邦治、小野勝昭、仲谷朋尚、木谷嘉子、富永真由美、中村正之、東 敦子、
          佐久間マサエ、八木佳苗、川崎真琴、酒井俊太  計11名

日本列島上空は、高気圧と低気圧の影響により、登山前日は午前中寒く、午後は20℃を越えるバカ陽気となる季節外れの天候。登山当日は、前橋方面は晴れの予報であったが、関越自動車道を経て約2時間50分後の大沼駐車場は、雲が垂れ込め、車外に出た人々は震え上がって、慌ててダウンジャケット等を着込んだ。


頂上の樹氷

黒桧山登山口


 大沼駐車場から約20分大沼周遊道を歩き、黒桧山登山口から、登山を開始したが、直ぐに汗が噴き出て猫岩にて、多くがダウンジャケット等を脱いだ。登るにつれ、樹木の枝が白く見えたが時間が経つにつれ気温の上昇によって、氷の断片が登山者の頭上にパラパラと降り注いだ。頂上に近づくに従い、その氷の断片の形状は大きくなり、また登山者の足で踏み固められた部分はアイスバーンのようになり、スリップしやすく、歩行にも充分注意が必要な状況であった。ただ、状況に応じて軽アイゼンの準備を本パーティはしてきたが、軽アイゼンを履くまでには至らなかった。


覚満淵

展望台から西の山々


 黒桧山山頂から展望台に移り、そこからの眺望は、折からの日差しの効果もあり、素晴らしいものであった。北には皇海山、日光白根山、武尊山、至仏山、燧ケ岳、西には草津白根さん、浅間山等など流れゆく雲間に見え隠れする。日がな眺めていても飽きない山々の稜線の繋がり、青い空、流れゆく雲、何とも素晴らしいの一語に尽きる登山の醍醐味を味わえた。黒桧山の下山は、南側尾根を下り、登りの樹氷の世界とは異なり、歩きやすい下山道をたどった。その尾根は、駒ケ岳につながり、小沼をたたえた地蔵岳・小地蔵岳・長七郎山の山々をみることができた。
駒ケ岳登山口に下りた後、大沼周遊道路に沿って、小さな尾瀬とも呼ばれる、覚満淵に向かう。春頃は、多くの草花が咲き誇り、さぞ綺麗な華やぎを見せてくれるだろうと思いを馳せる。覚満淵を1周し、大沼駐車場に戻り、登山靴についた泥を掻き落して、帰路に就いた。帰途立ち寄った富士見温泉からは、また格別の癒しをもらい、素晴らしい山行の思い出の一つになった。
(文・写真/酒井俊太)





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