2015年10月　定例山行／乾徳山（2,031m）

　　■ 日時　　　2015年10月31日（土）晴れ時々曇り
　　■ 場所　　　奥秩父／乾徳山
　　■ コース　　塩山駅9：00―（タクシー）―9：35大平牧場9：45〜11：05扇平（昼食）11：30〜
　　　　　　　　　　12：40乾徳山13：00ー13：15水のタル13：20〜14：30高原ヒュッテ14：40〜
　　　　　　　　　　15：20大平牧場15：35−16：05塩山駅解散
　　■ 参加者
　　　　　　　　　　１班：L河野悠二、石橋學、佐久間マサエ、中村敦子、中村哲也、中村照代、
　　　　　　　　　　　　　濱野弘基、東敦子、計8名
　　　　　　　　　　２班：L小野勝昭、鬼村邦治、木谷嘉子、酒井俊太、富永真由美、西谷隆亘、
　　　　　　　　　　　　　西谷可江、広瀬雅則、計8名　計16名

　昨年雨で中止となった乾徳山のリベンジを計画した。乾徳山は奥秩父山域の日本二百名山、かつ山梨百名山で頂上付近は岩峰で覆われた山で展望が良い。
塩山駅に集合し、予約タクシー4台に分乗し、大平牧場に向かう。天気は薄日が差しまずまずのようである。紅葉も大平牧場の途中までくると盛りとなる。大平山荘脇の駐車場には多くの車が駐車している。大平牧場脇で下車し、準備体操後２班に分かれて出発する。林道を縫うように登山道を登る。途中で道満尾根と合流し登って行く。扇平までくると南側の展望が開け、尾根筋の紅葉がきれいである。少し早い時間ではあるが月見岩脇で昼食とする。

　弱い風ではあるが、寒さに慣れない体には冷たく感じる。これから登る正面に乾徳山の岩峰が見える。早くも下山してくる登山者がいる。ここからは岩雑じりの急な登山道となる。座禅岩、髭剃岩、天狗岩などの奇石を通り、最初の鎖場は下山者を待って登る。２番目の鎖場は、左右2本設置されている右側の比較的ホールド、スタンスの大きい側を登るが、鎖がないところを登る強者もいた。頂上直下の鎖場は、順番待ちになるところであり最初の取付きを多少強引に登る。頂上からの展望は、奥秩父方面の甲武信岳から金峰山の五丈岩までが望めたが、大菩薩、富士山は雲の中であった。

　頂上は狭く、2班が登ってきて全員写真を撮り、早々に下山をする。鎖や梯子を伝い水のタルに着く。ここからもガレ場の岩と木の根の急な下りが続き気が抜けない。慎重に下り、トラバース気味に下って、国師ヶ原の高原ヒュッテ避難小屋に着いてホットする。小屋裏では、子連れの鹿４頭が並んで横切っていった。大平牧場のタクシー迎え時間を予約連絡する。ここからは、朝登ってきた道満尾根の合流点に向かい、大平牧場までゆったりと下り、大平牧場に着くと、間もなくタクシーが上がってきた。ジャストの時間であった。後は、タクシーに揺られながら、途中の紅葉を楽しみ、塩山駅で解散した。これで乾徳山のリベンジが終了した。
（文・写真/河野悠二）