2015年10月 定例山行/金峰山


金峰山山頂

金峰山山頂にて

   日時   2015年10月24日(土)
   場所   奥秩父/金峰山
   コース  塩山駅7:35(バス)=柳平(バス乗換)=8:45 大弛峠9:15→9:55 朝日峠10:05→
          10:30朝日岳10:35→11:47 金峰山(昼食・写真撮影)13:15→14:20 朝日岳14:25→
          14:50朝日峠15:00→15:35大弛峠着15:55(バス)=16:20柳平(バス乗換)16:40=
          17:30塩山駅(解散)
   参加者  CL小野勝昭、SL清水茂美、竹中彰、石井秀典、北原周子、木谷嘉子、八木佳苗、
          酒井俊太、川崎真琴 計9名


 塩山駅前の焼山・大弛峠(金峰山)行バス停に7:20頃から駐車・待機していた栄和交通の28人乗りマイクロバスは、一人のキャンセルの通知を受けて、日本山岳会員9名を含む27名の乗客を乗せて出発した。柳平バス停までの約1時間20分の道中、広葉樹林帯に入ると、山全体が黄色に染まり、沿道は紅葉に埋まるかの様相で、11月中頃は更に深い紅葉になろうと想像できた。
 柳平バス停にてトイレ休憩の後、マイクロバスから数台のバンに分乗し、標高2365mの大弛峠に向かった。バンは約800mの標高差を駆け上がり、大弛峠では針葉樹の間から見える秋空の青さが目に染みた。大弛峠到着後、トイレを済ませ、更に初対面の会員も参加している故、自己紹介をし、準備体操(ストレッチ)を入念にして出発した。


五丈石の前にて

朝日岳からの富士山


 本コースは、大弛峠から朝日峠までの登りと、下り、朝日峠から朝日岳までの登り、朝日岳から鉄山を北に捲いて金峰山への下りと登り等の起伏に富んだ道であるが、所謂難所はない。朝日岳からは富士山の展望が、空の青さと共に目に焼き付く様であった。ただ残念なことに、朝日岳山頂には、朝日岳を示す標識がない。朝日岳から金峰山へは針葉樹林帯と岩場の道を経て、約1時間10分ほど要した。金峰山山頂からの展望は360度の展望で、素晴らしいの一言に尽きる。南には富士山、西には遠く南アルプス、手前には八ヶ岳連峰、北には木賊山・甲武信ケ岳・三宝山、更に遠くには両神山等。更には、この金峰山の平安時代から磐座(いわくら)として古神道における岩に対する信仰対象の五丈石が金峰山の象徴の様に聳え立っており、絶景を供していた。


金峰山頂からの八ヶ岳と瑞牆山

五丈石から富士山を眺める


 金峰山山頂では、昼食、写真撮影、五丈石への登攀等を楽しみ、大弛峠からのバンの出発時刻が4時過ぎのこともあり、13:15には下山を開始した。本日は天候に恵まれ、多くの登山者がこの秋の絶景を楽しんでいた。帰路は往路を辿り、鉄山の捲き道〜朝日岳〜朝日峠〜大弛峠と歩を進めた。特に、朝日峠〜大弛峠間は、往路に比し、距離・時間ともに長く感じられたのは、登山の疲ればかりでなく、往時での各登山者の頑張る気持ちの故だろうか。


黄葉の落松

朝日峠からの帰途


 大弛峠には、予定より少し早めに到着し、整理体操をして、トイレを済ませ、1台のバンに9人全員搭乗し、更に柳平にてバスに乗り換え、ほぼ計画通り、塩山駅に帰着した。帰途、紅葉の素晴らしさも堪能できた素晴らしい山行であった。
(記録文・写真/酒井俊太)





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