支部設立五周年記念集中登山 (奥多摩・大塚山鍋山行)


大塚山

   日程   2015年3月14日(土)
   場所   大塚山山頂(920m) 12時に集合
   行程   各参加者の登山ルートによる集中登山

 支部創立5周年の記念事業として、記念山行担当の山行委員会では「大塚山」での集中登山を企画し、鍋山行として豚汁を作ることとした。準備のため参加締め切りをほぼ1ヵ月前の2月20日としたところ、参加者は当初30名程度を想定していたが、総勢43名となった(当日は41名)。大塚山は、御岳山ケーブルカー御岳山駅から30分程度で登れる山だが、豚汁を作るのに43名分の食材一式・鍋・バーナーなどの装備等、用意しなければならない。委員会のメンバーが手分けして、準備整ったところで当日を迎えた。豚汁担当スタッフ12名は最短コースの御岳駅からバス・ケーブルカーを乗り継いで、9時前に全員が山頂に集合した。集中登山参加者は、大半が古里駅から鉄五郎新道ないしは丹三郎新道を、中には奥多摩駅から梅沢・大楢峠経由や武蔵五日市駅から七代の滝経由などの猛者もいた。もちろんケーブルカー利用の最短コースも。山頂近くの東屋で、豚汁は9時過ぎからお湯を沸かす作業から始まった。天気は晴天なのだが、気温はあまり上昇せず、みんなは陽だまりを探して暖を取りながらの作業となった。固い食材から3つの超大型鍋に順に放り込み、豚肉・里芋などを煮込んで、最後の味噌を投入するころには11時前になっていた。12時ころから参加者が各ルートから到着し始めたが、気温がさらに冷え込んで12時30分ころに山頂近くで始まった5周年を祝すセレモニー中には小雪が舞い始めた。竹中支部長のお祝いのお言葉も早々に、豚汁が用意してある東屋に移動して鍋宴会が始まった。折からの寒さで、みなさん豚汁鍋に殺到して大混乱(?)となり、ほとんどの方がお代わりをしていた。豚汁担当スタッフがようやくありつこうとしたところ、肉はおろか具材もあまり残っていない状況で、1時間を過ぎたところで豚汁は完売となった。食べ残ったらどうしようかと心配していたが、瞬く間にすべて完食したところは感謝申し上げるとともに、多摩支部会員の健康と元気を再認識することとなった。この後解散となり、会員各自で帰路についた。支部創立から5周年。記念山行としては地味な内容ではあったが、分境嶺踏査事業に参加して入会してきた会員、登山教室を経て入会してきた会員などこの5年の間に新たな仲間が加わり、記念山行にも大勢参加してくれたこともあり、会員相互の親睦を図るという意味では、たいへん有意義であったかとの思いである。次の10周年・20周年に向けて進んでいきたい。
(記録文/長瀬秀史 写真/澤登 均)






上の写真は拡大してご覧になれます。写真上をクリック。