10月平日山行/鹿倉山


鹿倉山

鹿倉山山頂にて

   日時   2014年10月16日(木)
   コース  奥多摩駅8:30集合〜鴨沢西行きバス8:42発〜深山橋9:12着〜鹿倉山登山口に移動
          ・準備体操等9:30発〜大寺山11:00着・11:10発〜鹿倉山山頂13:00着・13:40発
          〜大丹波峠14:40着〜まりこ橋15:20着〜丹波役場前15:35着・奥多摩駅行きバス
          15:36発〜奥多摩駅16:29着・解散
   参加者  佐藤 守(L)、小川 武(SL)、中嶋 啓、河野悠二、水谷弘治、松川信子、東 敦子、
           鬼村邦治、長門 彰、木谷嘉子、中村正之 以上11名


 休日とは違って静かな奥多摩駅へ8時半に集合し、鴨沢西行きのバスに乗る。深山橋で下車して奥多摩湖に架かる大きな橋を渡り、車で来た長門さんとは登山口で合流する。登山口となるソバ屋の横の広場で自己紹介と準備体操をしてから登山道に入って行く。奥多摩湖の青い湖面を見おろしながら、古タイヤのある階段状の登りが始まる。北面で少し湿った枯葉の登りは急斜面だが楽に登ってゆける。樹林の中をジグザグに高度を稼ぎ、尾根の上部が近づくと誰かが斜面の木の根っこにキノコを見つけた。茶色で艶があってクリタケと言って食べられると女性の松川さんが言って袋に入れている。


クリタケの収穫

快適な尾根歩き


 ルートは大寺山へ続く尾根を辿りだすと、傾斜が落ちて歩きやすくなった。樹間からは三頭山らしい山容が見えるがハッキリとしない。キノコを見つけながらいいペースで進んでいたら、前方に白い大きな塔が見えて来た。登りきった地点が大寺山で、場違いな白い大きな仏舎利塔が立っていて、弁天さんのような金色の像が四方にある。山頂で一息入れてから西の方向へ向う尾根道を進む。植林の尾根道は山腹を捲いていて楽である。気分よく歩いていると、急に尾根の右側に建設の重機が出てきて林道が現れる。一度に気分が壊され、以後はずっと登山道に沿って林道が付いてくる羽目となる。平坦な広い樹林帯では珍しく中高年の団体とすれ違い、地図にある1178m地点の標識で休むと、鹿倉山へはまだ30分とあった。
昼食の予定時間は過ぎているがもう少し頑張る。林道がうるさく右側に現れるが、先頭の小川さんは執拗に登山道を歩き通して、やっと日の当たる山頂が樹林の中に見えてきた。辿りついた鹿倉山の頂上はあまり広くないが、腰を降ろして遅い昼食にする。早速、朝から採ったクリタケのキノコ汁をありあわせの調味料で作って食べてみる。始めは大丈夫かと尻ごみしていた私も、最後は熱いキノコ汁に満足した。山頂からの眺望は効かず、みんなで記念写真を撮ってから出発とした。


キノコ汁が美味しかった

大寺山に到着


 下山は尾根を西方向へと向かい、相変わらず並走する気分の悪い林道を歩いたり、横切ったりして下る。大丹波峠への下りは林道を繋いで歩き、少し登り直してから大きな案内板のある峠に着く。休まずに沢沿いの道を下り、途中で休もうとしたら、リーダーからバスの時間がないのでそのまま下るようにと指示がある。何匹もの大きな黒い犬に吠えられながらマリコ橋で車道に出た。あとはバス時間を気にしながら速足で歩き、丹波町役場のバス停に着くやいなやバスが来て飛び乗る。下山は鹿倉山から休まずにバス停まで一気に歩き、最短時間で奥多摩駅に出て解散となる。今日はよく歩いて歩数計は19キロを示していた。
(記録/水谷弘治・写真/佐藤 守)





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