7月平日山行/尾白川渓谷


尾白川渓谷

下山後、竹宇駒ヶ岳神社にて

   日時   2014年7月17日(木)
   コース  JR長坂駅9:00(タクシー)→9:45竹宇駒ヶ岳神社9:54→千ヶ淵10:35→旭滝10:55→
          百合ヶ淵11:25→11:40神蛇滝(昼食)12:10→12:45不動滝13:10→14:30竹宇駒ヶ岳神社
          14:45(タクシー)→15:10長坂駅(解散)
   参加者  富澤克禮、高橋郁子、長門 彰、鬼村邦治、小川 武、長瀬 秀史  計6名
                     

 長坂駅に参加者6名が揃い、2台のタクシーに分乗して竹宇駒ヶ岳神社に向かう。神社の裏手のつり橋を渡ったところから、甲斐駒ヶ岳へ続く日本三大急登の黒戸尾根が始まる。タクシーで神社の手前に着いた駐車場には、皇太子殿下が1991年にこの黒戸尾根を登って甲斐駒ケ岳に登頂した記念碑が建っている。この神社は、もうひとつの登山口である横手駒ヶ岳神社とならんで黒戸尾根への玄関口である。本日はその黒戸尾根ではなく、甲斐駒ケ岳から清流となって下りてくる尾白川の渓谷美が目的である。


千ヶ淵

古刹の竹宇駒ヶ岳神社


 花崗岩で真っ白な川床を眺めながら、黒戸尾根方面を分けて渓谷道に入っていく。昨年の西沢渓谷をイメージしていたのだが、過去に転落事故が発生しているほど、かなり険しい渓谷道である。鬱蒼と茂る木々のおかげで直射日光は遮られているのだが、風がなくかなり蒸し暑い。出発して最初に現れた千ヶ淵は、水がゆっくり流れ落ちているが、旭滝・百合ヶ淵と渓谷の奥に向うに従い、滝の迫力が増してくる。旭滝には眼前まで近づくことができたのだが、ほとばしる水量の迫力に息をのむ。と同時にマイナスイオンが体全体を癒してくれる。


旭滝

はじめはゆっくり登る


 さらに進むと、この渓谷のクライマックスである神蛇滝が現れる。この滝は釜を作りながら3段になって流れ落ちる美しい姿で知られていて、遠目ながらその優雅な流れが美しい。ここで昼食とし、今回の最終目的地である不動滝に向う。不動滝は大きなつり橋を超えて行くのだが、橋の先で渓谷道が雨の影響で崩れているとのことで、つり橋の上からの見物となった。落差は20メートルはあるだろうか。美しさでは神蛇滝が渓谷随一だが、滝の迫力という点ではこの不動滝が一番である。滝の周辺は、迫力のある巨岩がいくつも迫っていて、険しい渓谷を象徴しているかのような滝と言える。


不動滝

段々きつい登りとなる


 渓谷の迫力と美しさを充分堪能し、尾根道から下山にかかる。来た時の険しい渓谷道と違って、よく整備された快適な道を1時間半。神社に戻り記念撮影後、タクシーで長坂駅に戻り解散とした。
(記録・写真/長瀬秀史)



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