2014年4月定例山行/杓子山


杓子山

   日時   2014年4月12日(土)
   コース  富士山駅発(タクシー)9:35→9:55林道ゲート10:10→大権首(オオザス)峠10:55→
          11:30杓子山(昼食)12:10→鹿留(シシドメ)山12:55→立ノ塚峠13:50→
          14:20浅間神社14:55(タクシー)→15:10富士山駅(解散)
   参加者  西谷可江、東 敦子、長瀬秀史、飯島文夫、佐久間マサエ、長門 彰  計6名


 「富士吉田」、集合場所の駅名はかつてこういう名称であったが、富士山を世界自然遺産に登録しようとの運動の一環で、2011年7月に駅舎の改装とともに駅名変更された。その甲斐あって、世界自然遺産に昨年6月に登録され、地元での盛り上がりは報道の通りである。まだ、なじみのない駅に6名が定刻に集合し、タクシーに分乗して登山口に向かった。通常は不動の湯から林道を歩き出すのだが、タクシーは林道途中のゲートまで入れるとのことで、省エネでゲートまで行ってもらった。



 下見に来たときは、一面まだ雪が残っていたが、この1週間でほとんど融けていた。林道を40分歩くと大権首峠で、ここにはパラグライダーの離陸場があり、なるほど展望も富士山と富士吉田市街全体が見渡せる。しばしこの展望を楽しんでから本格的な登山道に入り、1598mの山頂をめざす。天気も良く、九十九折の登山道を登っていると汗ばんでくる陽気である。山頂直下の急登を詰め、峠から40分。息を切らしてようやく山頂に到着。




 すでに7〜8名の先客がいて、昼食の最中であった。ここからの眺望は富士山が山頂から裾野まで全部が見渡せる。好天ということもあり、次々と登山者が上がってくる。早々に昼食を済ませ、記念撮影してから鹿留山に向かう。一部岩稜滞と痩せ尾根を越えて登り詰め、40分ほどで傾斜がゆるやかになり広い山頂に着く。標識がないのでわかりにくいが森の山といった印象で、同じ山塊にありながら展望に恵まれた杓子山と正反対な山である。ここから内野地区に向けて下山を開始するのだが、岩稜滞の急斜面の連続で気が抜けない。傾斜が緩み始めて着いたところが立ノ塚峠。ここからは林道歩きをほぼ30分。




 神社が見えてきたが、何やらお祭りのようで大勢の人出が見える。毎年4月の第二土・日に行われる「内野浅間神社 例祭」だそうで、春を祝う祭りとしてにぎやかに行われているという。氏子の人たちから差し出される差し入れ(おでん・やきとりなど)をありがたく頂戴し、しばし祭りを見学後、タクシーで再び富士山駅へ。ここで解散とした。
(文・写真/長瀬秀史)

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